ドメーヌ・グラムノンは、南ローヌの傑出した生産者です。所有者のフィリップ・ローランは、かつては野菜をつくっていましたが、妹の友人と結婚したのを機にワインづくりを始めました。当初は無名だったので、ギガルなどのネゴシアンにワインを売っていましたが、1990年から自家瓶詰めを開始しました。ここでは、有機栽培を基本に、できるだけ加工処理をしない、土壌に誠実な、典型的なローヌ・ワインを生産している。樹齢100年余りに達する古木の区画もありますが、ギガルと違って、そこからできるワインも一般的なワインも、すべて共通して優れた品質を保っています。 1999年11月フィリップは趣味の狩猟に出かけ、誤って転んで、自らの銃に撃たれて亡くなりました。1998年が彼自身の最後のヴィンテージとなりました。
そしてドメーヌ・グラムノンは、彼とともにワインづくりにいそしんできた妻・ミシェルと息子に立派に受け継がれてます。フィリップ亡き後、スタイルを模索しているように感じらましたが現在はフィリップの造っていた極上ワインに匹敵する素晴しいワインを造りだしています。
そして今回、その息子、マキシム=フランソワ・ローランのワインが初登場。グラムノンと共通するスタイルをもち、質の高い逸品です。