DRCの真髄を全て継承した男
ジャン・ルイ・ライヤールのフラッグ・シップ
1er Cru Les Beaux-Monts

2015ヴィンテージは比較的収量が少なく、病害も少なく平穏な年で
最もピュアで大変バランスの取れたワインとなった

写真・文はインポーターのリリース・シートより借用 

・・・その創設以来,世界中のワイン愛好家を虜にし,おそらく,今後も世界一神秘なドメーヌとして君臨し続けるであろうドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(以下,DRC)。

そのDRCで40年間働いていた母(しかも,あのロマネ・コンティの畑のブドウの摘み取りを任されていた最も優秀な収穫人の1人)と,同じく37年間働いていた父を両親に持つ男がいる。それが,ジャン=ルイ・ライヤール/Jean-Louis Raillardだ。

DRCで数年働いたジョシュ・ジェンセンが創設したカレラをカリフォルニアのDRCとするならば、DRCで巡り合った両親の子に生まれ,DRCのセラーのすぐ裏手に住み,子供のころから両親の仕事(つまりDRCの栽培や醸造)を見て育ったライヤールは,まさに《DRCで生まれDRCで育ったDRCの息子》と言っても過言ではない。自身もDRCで働き,様々なネゴシアンでも働いたジャン=ルイは,現在,著名なボーヌ醸造学校で教鞭を取る傍ら,自身のドメーヌでワインを造っている。

平均樹齢50年という素晴らしい古樹の畑を所有する彼のワイン造りは,有機栽培(完全なバイオダイナミック農法に転換中),馬による耕作,遅い収穫,低収量,非除梗,高温発酵,澱引き回避,無清澄,無濾過,重力に逆らわない瓶詰めなど,正真正銘DRCから受け継いだブルゴーニュの王道を行く方法。引退した両親が40年間DRCで働いて培った的確なアドヴァイスが活かされていることも見逃せない。  

栽培面積3.5ヘクタール,年間総生産量7,000本前後という超ミクロ・ドメーヌであるため,これまで各種ガイドや評論家たちの間でも名前が知られておらず,造られるワインも極一部の愛好家だけに販売されていたという。神秘なるロマネ・コンティの神髄の全てを継承した男,ジャン=ルイ・ライヤールの造るスーパー・ブルゴーニュ・ワイン。


ドメーヌ ジャン=ルイ・ライヤール
ヴォーヌ・ロマネ 1級 レ・ボーモン 2015 赤

Domaine Jean-Louis Raillard.
Vosne-Romannee 1erCru Les Beaux-Monts
2015

 

WineList F-618

  

 

 
拡大ラベル

産地 : フランス、 ブルゴーニュ、ヴォーヌ・ロマネ村
畑 : レ・ボー・モン・オー畑
格付け : ヴォーヌ・ロマネAC
生産者 : Dm.J.L.ライヤール
品種 : ピノ・ノワール
収穫 : 9月10日から
平均樹齢 : 79年
熟成 : 14ヶ月・新樽100%
生産量 : 850本(単位収穫量:28ヘクトリットル)
アルコール度 : 13.9%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン、フルボディ
醸造 : 手摘みで収穫したブドウを畑とセラーで2 度に亘って選果した後、除梗は行わず、自然酵母のみでグラスウールの発酵槽で発酵を行う。発酵温度は32 度。発酵前半はオープントップの状態で1 日2 回の櫂入れを行い、醗酵後半は蓋をして、櫂入れは1 日1 回に留める。発酵期間は7 日間で、引き続き6 日間の果皮浸漬を施し、キュヴェゾンの期間は15 日間。
その後、発酵槽から引き抜いて圧搾し、Sirugue シリュグ社製の木目の細かいアリエ産のソフトな焼きのバリックに移してシュール・リーの状態で熟成を行う。
新樽比率100%で、熟成期間は14 ヶ月。熟成中、澱引きは行わず、瓶詰めの約1 ヶ月前の高気圧の時期を見計って1 回のみ澱引きを施し、無清澄・無濾過で、ポンプ等は一切使わず、重力を利用して自然に直接樽から瓶詰めする。

 

アンリ・ペロ=ミノとダニエル・リオンの区画に隣接する平均樹齢78年の僅か0.2ha の区画から産まれるドメーヌのフラッグシップ・ワイン。
ドメーヌはLes Beaux-Monts Haut レ・ボー・モン・オーのクリマに0.2ha の区画を所有している。
今、最大注目の幻の【超お宝ピノ・ノワール】!!
「レ・ボー・モン」は特級畑の「リシュブール」や「エシェゾー」に周りを囲まれた、ヴォーヌ・ロマネ村でも屈指の一級畑。

ドメーヌのコメント
深く輝く赤色の色合い。やや閉じている第一の香りには、樽やドライフルーツのノートが現れるが、すぐにグリオットやレッド・フルーツの香りによって補完される。素直な美しいアタックで、僅かだが極めて複雑なチェリーのニュアンスを伴ったグリオットの風味によって、口中は常に際立っている。そして、上品なタンニンによって引き立てられた焙煎やフレッシュアーモンド、溶け込んだ樽の風味が感じられる。果実味と樽のニュアンスのバランスによってワインに長い味わいの余韻と長命性が付与されている。

 

 
2015年ヴィンテージについて(ライヤールのコメント)
2015年は暖かい4月のおかけで、例年よりもブドウの生育が早くスタートしました。5月から7月にかけては、暖かい日と穏やかな日が繰り返し訪れ、開花は比較的短い期間に安定して行われました。

6月と7月には、べと病が危惧されましたが、乾燥した天候で、その危険は去っていきました。造り手達は非常に穏やかに信頼できる時期を過ごしていました。造り手の中には、2009ヴィンテ−ジのような早い収穫を予想する人達もいました。しかし、7月は旱魃でブドウが水不足になり、色づきが遅れました。8月の初めに少し雨が降ったおかげで、色づきが始まりました。

8月末はやや涼しかったものの、ブドウは清潔で、熟成は非常に順調に進みました。私はもう少し待って、9月10日から収穫を始めました。収穫したブドウは選果の必要がないほど、均質な素晴らしい品質でした。

醸造においては、全房発酵によってアルコール発酵の期間が延び、自然アルコール度数の高い2015ヴィンテージのワインを完璧に補完してくれるフレッシュ感と果実味を保持しながらも、絹のようなタンニンを抽出することができました。

2015ヴィンテージは比較的少ない収量にもかかわらず、病害も少なく平穏な年で、醸造も問題なく進み、ピノ・ノワールの最もピュアな表現における大変バランスの取れたワインが生まれました。

ジャン・ルイ・ライヤールのワイン

 F-615_15 ライヤール、ブルゴーニュ レ・パキエ

 F-616_15 ライヤール、ニュイ・サンジョルジュ

 F-617_15 ライヤール、ヴォーヌ・ロマネ

 F-618_15 ライヤール、ヴォーヌ・ロマネ 1級 レ・ボー・モン


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