WineList 【 F-528 】

ラピエールのキュヴェ・シリーズは
こんなボジョレの規格に収まりきれないワインもある!

モルゴンのスペシャルキュヴェで、良年にしか生産されないワインです。
2000年、2003年以来の生産です。



無農薬・有機栽培

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マルセル・ラピエール
キュヴェ エム・エム・ファイブ
モルゴン 赤

Marcel Lapierre
Cuvee MMV(2005)
Morgon A.O.C


産地 : フランス、ブルゴーニュ(ボジョレ地区・モルゴン)
規格 : モルゴンAC
生産者 : ドメーヌ・マルセル・ラピエール
(マチュー & マルセル・ラピエール)
ブドウ品種 : ガメィ
醸造・熟成 : 木製解放桶発酵、古い大樽で熟成
アルコール度 : 14.0%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。フルボディ
インポーター : ミレジム
入荷時期 : 2007年

 樹齢は非常に古く、生産性は低く、遅い時期に収穫します。モルゴンは通常、花崗岩質の山稜に位置し、痩せた土壌が糖度やアルコール度を妨げ、その分、より繊細なタンニンとミネラル分を与えてくれます。しかしながらモルゴンの畑の最も熟した葡萄から造られたこのワインは凝縮感に溢れ、口に含んだ時に深み、膨らみを感じることが出来ます。

 

(参考) ワイン・アドヴォケイト・コメント (*’97 ヴィンテージ)
WA124(Aug 1999) 93点(97Vintage) Drink:2001-2009 93点
ヨーロッパを訪れる機会がある読者であれば、ぜひマルセル・ラピエールの1997Vのテーブルワインを探すべきであろう。ほとんど黒に近い濃い紫色をしており、このアペラシオンらしさに欠けるとみなされた為にヴァン・ド・ターブルにランクを落とされたワインである。とはいえ、皮肉にもボージョレの名を冠されないながらラピエールの最も熟した葡萄から造られており、ボージョレの基本水準とされるべきワインである。途方も無く熟しており、凝縮していて、濃い色の果実味が過熟気味の芳香の中から感じることができる。噛み応えがあり、濃厚で、深み、広がりがあり、口中を覆い尽くすようである。ブラックベリー、プラム、ブラックチェリーが濃縮感のある力強いワインの中で、生肉を思わせるような味わいと混ざり合う。フィニッシュには満載された果実味と熟したタンニンがいつまでも続き、このボージョレの素晴らしい将来を垣間見せてくれる。
熟成予想:2001〜2009年ピエール・ロヴァーニ

 

ブルゴーニュの最南部に位置するボージョレは、花崗岩と片岩の入り混じった土壌に覆われています。この土壌は一般にブドウ栽培には厳しく、唯一、ガメイ Gamay という赤ワイン用品種だけが適しています。この品種から生まれるワインは、フレッシュかつフルーティで、各生産者は、マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸漬法)と呼ばれる醸造法を用いて、その魅力を最大限に引き出します。


写真提供:ミレジム

マルセル・ラピエール Marcel Lapierre は、ボージョレの傑出した生産者であると同時に有機農法ワインの生産者でもあります。最近になって、有機農法を標榜する生産者はかなり増えましたが、彼はまさにその草分けです。除草剤も使いません。除草剤を使うと、草だけでなく、その畑に生息している酵母菌も死んでしまいます。使わなければ、酵母菌は生きてブドウに付着し、アルコール発酵を促します。一般に、ワイン生産者は、自分の好みの酵母(培養酵母)を使います。使い慣れた酵母であれば、発酵のプロセスを熟知しているので管理がしやすいからです。しかし、土着の酵母(天然酵母)となるとそうはいきません。畑には何種類もの酵母が生息しているので、年によって優勢となる種類が異なるのです。ある酵母の発酵のプロセスを理解したとしても、次の年にも同じものが付着し、経験を応用できるとは限りません。ラピエールは、そうした困難なワインづくりを実践しているわけです。毎年毎年、どんな種類の酵母が付着しているかわからないブドウを発酵させるわけですから、そのプロセスを丹念に監視しつつ、アルコール発酵を進めるという大変な作業です。培養酵母は無臭ですが、天然酵母を使ったワインは、抜栓した瞬間、独特の臭いが立ち昇ります。 しかし、この独特な臭いは、スワリングして数分も経つと消えてしまいます。逆に言えば、抜栓した瞬間にこの臭いが立ち昇れば、それは天然酵母を使ったワインの証といえる訳です。 
(インポーターのリリースシートより)


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