ドメーヌ・ドゥ・ヴェルキエールは19世紀末から続いているファミリー経営のドメーヌです。醸造所は現在のオーナー、ベルナール・シャンフォール氏の祖父により1928年に建てられました。ぶどう栽培方法、醸造法、また販売方法において各世代、様々な工夫、試みをしてきましたが、品質重視の姿勢は今も昔も変りません。シャンフォール氏の家は醸造所のすぐ横にある典型的なプロヴァンス風家屋でその古い部分になると17世紀にまで上ります。4代目となる2人の息子、畑を管理するロマンと醸造担当のチボーがいることも頼もしいことです。
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ロマン・シャンフォールはリュット・レゾネの原則に従ってぶどうを栽培します。
土壌を掘り起こし、除草剤の使用は唯一ぶどうの木の列のみにする。
化学肥料の使用はなし。必要であれば有機肥料のみを使用
害虫対策には殺虫剤は使用せず、罠を仕掛ける。
必要な場合は蜂に無害な液体を撒く。べと病やうどん粉病にはブイイー・ボードレーズや硫黄を散布する。
ぶどうの苗の密度はヘクタールあたり4000本。収穫量を抑えるために青摘み作業を行います。収穫は80%は手作業で行われます。
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ドメーヌ・ドゥ・ヴェルキエールでは、赤ワインが全体の90%を、白とロゼは各5%を占めます。総生産量は1900HL、ボトル数は130000本を占めます。5000hlの総許容量をもつカーブでは醸造は品種ごとに行われます。フルーティさをキープするため、ベルナール・シャンフォールはコート・デュ・ローヌの赤に対し7−8日間と短めのマセラシォンを行います。マチエールとアロマの抽出のためにはデレスタージュを行います。ロゼはセニエ法で生産されます。白はフルーティさと輝きを持たせるため、17度の低温で醗酵されます。
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雑誌掲載やメダル受賞の記録:
デュセール-ジェルベールのフランスワインガイド2001《常にトップにいる。>>ラストー1998は典型的なタイプであり力強くし
っかりしている
。赤果実の香り。ためらいなしにお薦めワイン。
ロバート・パーカーのローヌワインガイド :
《このメーカーのワインはアペラシォンの中でも最も野趣に溢れ
、胡椒を感じさせ、スパイシーでかつ肉つきも良い》
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