WineList 【 F-007_21】

Mouton 2021
アーティストラベルに塩田千春さんを起用


 

シャトー. ムートン・ロートシルト 2021 ポーィヤック 赤

Chateau. Mouton Rothschild 2021 AOC Pouillac

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産国

フランス、ボルドー地方

産地呼称

ポーィヤックA.O.C、グランクリュ1級

生産者

シャトー ムートン・ロートシルト

品種

カベルネソーヴィニォン(89%)、メルロ(10%)、カベルネフラン1%)

栽培面積

75ha

収穫平均樹齢

平均68年

植栽密度

8,500本/ha

収穫

9月25日〜10月6日/手摘み

醸造

樽熟成(19〜22ヶ月)、新樽100%

アルコール度

14.0%

容量

750ml

ラベル画

塩田千春氏

タイプ

赤ワイン、フルボディ

サービス

16℃〜19℃。 now 〜 2055

インポーター

モトックス 4997678183240

保存方法

保存する場合は紫外線を避け、冷暗所に。

評価

ワイン・アドヴォケイト得点: 95ー96
ジェームス・サックリング: 96ー97点

明るいガーネット、ブラックベリー、杉、ラベンダー、メントール、ジューシーなタンニンは溶け込んでいて、はつらつとした酸味がある。ミント、フレッシュなハーブ、リニアでバランスのとれたミディアムボディ。

「Universe of Mouton(ムートンの宇宙)」

ワイン・レポートより転載
シャトー・ムートン・ロスチャイルドが1日、2021ヴィンテージのアーティストラベルを発表した。ベルリンを拠点に活躍する塩田千春さん四季と人間の関わりを表現した「ムートンの宇宙」が採用された。
 塩田さんは1972年、大阪生まれ。絵画、動画、インスタレーション、舞台芸術など多彩なジャンルで作品を発表している。身の回りのオブジェを集めて、無数の糸で紡がれた空間に包み込ませるインスタレーションで知られ、掴みどころのない感情を形にしてきた。
 2008年に芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞し、2015年に日本代表としてヴェネチア・ビエンナーレに出品され、国際的な知名度を高めた。

 

 

 

講談社 R.パーカー『BORDEAUX ボルドー 第3版』
ムートン=ロートシルトは故フィリップ・ロートシルト男爵が独自につくり上げた場所であり、ワインである。21歳でこのシャトーを得たとき、彼が並々ならぬ野心を抱いたのは疑いないことだ。しかし、豊かで著しく深みのあるエキゾチックなスタイルのポイヤックの生産によって、彼は1855年のメドックのワインの格付けを変えさせた、たった一人になったのである。男爵は1988年1月に死去。今はその娘フィリピンヌがこのワインづくりの帝国の精神的頂点にいる。彼女は常に、パトリック・レオン率いる有能なムートン・チームの頼もしい協力を得てきた。

 1973年、ムートン=ロートシルトは公式に「一級シャトー」と格付けされる。こうして、異才の男爵は、彼の挑戦的ワインのラベルの言葉を、「一級にはなれないが、二級の名には甘んじられぬ、余はムートンなり」から、「余は一級であり、かつては二級であった、ムートンは不変なり」と変えたわけである。

 疑問の余地なく、私が飲んだボルドーの最もすばらしい瓶のいくつかはムートンだ。1929年、1945年、1947年、1953年、1955年、1959年、1982年、1986年、1995年はムートンでも最良の、ほれぼれするようなワインである。また平々凡々としたムートンもずいぶん飲んだ。一級シャトーの作としてはお粗末、買って飲むお客にとってはまったく腹立たしいという代物だ。1980年、1979年、1978年、1977年、1976年、1974年、1973年、1967年、1964年はしかし、一級シャトーの水準を相当下回った。1990年と1989年という2つの有名なヴィンテージでさえ、つくられたのは、ずば抜けたヴィンテージに一級シャトーに期待されるワインとしては、驚くほど厳しく、凝縮味を欠いていた。なぜこのワインが商業的に成功したか、理由はいろいろある。まず、ムートンのラベルが収集の対象であること。1945年以来、フィリップ・ロートシルト男爵は、画家に年に一枚、絵の作成を依頼し、それがラベルを飾った。ムートン=ロートシルトのラベルに登場する大家にはこと欠かなかった。ヨーロッパからミロ、ピカソ、シャガールにコクトー、アメリカ人ではウォーホル、マザーウェル、そして1982年にはジョン・ヒューストン。次に、すばらしいヴィンテージにおけるムートンのふくよかさが、ラフィット=ロートシルトの厳しい優雅さと、そして濃密で逞しく力強く、タンニンのきいたラトゥールと、かなり違ったスタイルを持つこと。三番目には、申し分なく維持されたシャトー自体が、その一流のワイン博物館とともに、メドックの(そして多分全ボルドー地域でも)最高の観光地であること。最後に男爵自身、彼が自らのワインのみならず、ボルドーのすべてのワインを普及させるために尽力したということがある。彼の娘フィリピンヌも、父の遺産を十二分に存続させる力がありそうだ。


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