Wine List 【 Ar-4601 】

タスマニアのシャルドネ

ティマー・リッジは1994年設立とまだ若いワイナリーですが、今やハイパー・ブルックス・ヴィンヤードと並び、タスマニア州を代表する生産者に成長した、注目の造り手です。ハイパー・ブルックスが洗練さを追求した個性豊かなワインで人気なのに対して、ティマー・リッジは、しっかりしたストラクチャーと親しみやすい口あたりが魅力。そのため冷涼なタスマニアとは思えないほど、ヴィンテージごとの品質の差が少なく、いつ飲んでもおいしい抜群の安定性を誇ります。


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ティマー・リッジ
タスマニア シャルドネ

Tamar Ridge
2003 Tasmania Chardonnay


産地 : オーストラリア、タスマニア島 、北部タスマニア、ティマー・ヴァレー
生産者 : ティマー・リッジ・ワインズ
品種シャルドネ
発酵・熟成 : 樽発酵後、シュール・リーで10ヶ月熟成。
アルコール度 : 13.5%
容量 : 750ml
タイプ : 白ワイン。辛口

テマー・リッジのフラッグシップのシャルドネ。ピーチ、シトラス、カラメル、トーストなどの香り。冷涼で安定した気候でヴィンテージの差がないタスマニアとはいえ、2002年はオーストラリア本土とは反対に温暖な気候に恵まれたため、完熟した果実を収穫することができ、柔らかでたっぷりした味わいしあがった。
ドライなのにキーンとしたきつさがなく、樽発酵の醍醐味とシュール・リーの味わい深さが楽しめる。
自然環境に恵まれていることもあり、出来る限り農薬等を使用しない栽培法をとり、一部天然酵母による自然発酵も採用している。

 

 

タスマニア州の葡萄栽培とワイン造りは、ニュー・サウス・ウェールズ州を除くどの州よりも長い歴史があります。しかし、1860年から1960年までの100年間は、事実上、葡萄栽培はおこなわれませんでした。タスマニアの気候は葡萄栽培に適さず、葡萄栽培をすることは困難だと公式的な判断が下されていたからです。しかし、試験的な葡萄畑が各地に広がるとともに、気候に関するデータがそろい始め、多種多様な気候があることがわかり、公式見解がまちがいでありことがはっきりしました。
1996年にタスマニア州には458haの畑があり、そのうちの311haから144tの 葡萄が収穫されているといいますから、極めて少量であることがわかります。
今、タスマニアで最も期待を寄せられているのは、ピノ・ノワールです。かって、葡萄栽培に適さないと言われた冷涼な気候が、オーストラリアでまだ適地を得ていないピノ・ノワールに適しているとみなされ、挑戦が続けられております。それに続き、やはりドイツなどの冷涼気候に適したリースリングと言われております。
栽培地域は、北と南の2地区となります。
タスマニア北部ノーランド・ベイからハイパース・リバー沿いに5km程入ったハイパース・リバー地区とタスマニアの大河ティマー・リバー沿に点在するティマー・ヴァレー地区は近距離にあるにもかかわらず、気候ははっきりと異なります。
ハイパース・リバー地区はオーストラリアの産地で最も冷涼で、シャンパーニュやドイツのライン・ヴァレーと評価されます.このため、リースリングとシャルドネの白ワイン、それとスパークリングワインに適しています。ピノ・ノワールは発育シーズンの気候に大きく左右されます。カベルネには不利となっています。
これに対してティマー・ヴァレー小地区は、ティマー・リバーの左岸に点在し、ほとんどが北東向きの斜面に広がること、河の熱の放射などからハイパー・ブルック地区より少し南の緯度にもかかわらず、ブドウを適度に熟成させることができるため、カベルネも色濃く熟成可能で、シャルドネは複雑性をもち、ピノ・ノワールは力強いものがつくられます。

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