フィルスは1997年、グスタヴォ・カポネとアンブロ・ディ・レオによって設立されました。
カポネは幼少の頃よりワインに囲まれていました。そして伝統的なブドウ栽培を父親から継承し、有名ワイナリーでブドウ栽培、醸造を手掛けることとなります。
1983年、かの「トラピチェ」でワイン造りを学びました。その後、彼はアメリカ合衆国に滞在し、カリフォルニア州を始め幾つかの畑のマネジャーとして活躍します。そして一時仕事を中断して国際商業戦略の知識を修得するため、1992年にはニューヨークでMBAを取得。ワイナリー成功への準備も怠りませんでした。
1994年カポネはアルゼンチンに帰国し、8年間の海外経験を生かし、ワイン造りの礎を築いて行きました。そして1997年ワイナリー設立となり、現在はマルベック、カベルネ、シャルドネ、トロンテスを栽培しています。
フィルスの造るワインは力強さの中にも優しく穏やかな雰囲気が漂い、ブドウの特徴が余すことなく表現されています。高貴なブドウだけが持つ優雅さも兼ね備えています。
そんなフィルスのワインは、瞬く間に好評価を貰うこととなります。サンフランシスコ国際コンペティション、アルゼンチンワインアワード等々、数々の受賞記録を重ねて行きます。フィルスのワインが広く認められました。
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