たわごと 99/09/17
ワイン、それは
『享楽の楽しみ、官能を刺激する芸術』
『世紀末を前にしてワインブームがどこでもかしこでも盛り上がっている なかで、どのワインを飲んだことがあるとか、何をコレクションに持っ ているなどという次元でなく、ワインとは人生に潤いを与え、語りあえる よきパートナーであり、人間の生まれ持つ感覚を刺激してくれるもの』
そして
『享楽の楽しみ、官能を刺激する芸術』
がワインであると、ノルマンディ出身でカーン大学教授の若き哲学者ミシ ェル・オンフレイ氏は言っているそうです。
むずかしい論理はともかく、私達はワインで官能を刺激することは、 ワインを飲むという行為とほんの少しの知的作業さえあれば、享受でき るわけです。この少しの作業は、知識の収集であったり、一杯のワイン グラスに対する真摯な注意力だったりするわけです。 そのためにも、せめて、今まえにあるワインがどんなワインなのかは、 知っていたいものです。
全くのワイン初心者でも、赤ワインなのか白ワインなのか、はたまた スパークリングなのかはわかるはずです。これが出発点です。 味わってみて、少しの疑問・興味を抱くことが大切です。
「どうしてこのワインは赤い色をしているだろう」などという簡単だが 大切な興味が、どんどんとワインの世界を広げてくれるはずです。ワインの秋です。暑くて飲み飽きたビールから脱却して、大いに官能を 刺激してください。