• 平成10年10月4日(日)
  • 午後5:30〜9:00
  • 場所:新井宿会館(前回と同じ)
    大田区中央4−31−14
    Tel 3778−5391
  • 会費:2,500円
  • 参加者:私を含めて7人

 

当日の写真
ワイン会写真

大橋、宮田さん、 臼田さん
寺嶋さん、ビルさん、塩野入さん
近藤さんは少し遅れて記念写真なし

当日のワイン(夢のあとで、私の感想)

月山にごりワイン(日本)
「1997ほいりげ・ロゼ」

ウエルカムワイン。いわゆる、去年の酵母入り新酒。約10℃で今まで保存。1年も経過するとおいしいわけではないが、おもしろ味とガスの清涼感と軽い酸味がありました

DRC/ ロマネ・サンヴィバン (フランス)
Domaine de la Romanee-Conti
1984 Romanee-St-Vivant

ロマネ・サン・ヴィヴァン

今回のスペシャル!と言うわけで、酔う前にと、まず記念写真を撮り、期待しながらもオフヴィンテージなので不安を抱えながら始まり。
抜栓をまっていたように発散された香りはすぐ立ち上がりかなり濃密で、ベリー類のジャムや乾したアンズ、少し苔のような香りで、フェロモンを発散し誘惑しているよう。色は薄く、少し退色し始め、茶の色調が強く、全体にいろいろな色素が浮遊している感じで透明感はない。酸味は少なく、とてもなめらかな口当たり。しかしパワーがすごい。口の中でさまざまな味が広がって大きくなっていく感じ。簡単に言うと、「あ、これがロマネのグラン・クリュの実力」とワイン自らが語るのです。そして不安を抱いていた私を諌めるように、この至福の余韻は長く続きました。

F・フレッダ、ランゲ・シャルドネ(イタリア)
Fontana Furedda/
1996Langhe.Chardonnay Sangallo

サンガッロの畑は、ランゲ丘陵の高地にあるそうで、すきりした酸味のシャルドネ。さわりなく何杯でも飲めるすっきり感。前にサンヴィバンを飲んでしまい、ポジショニングが悪かった。このワインには申し訳ない思いです。

Dmボイヤール、シャルドネ(ブルガリア)
Domaine Boyar/
1995 Chardonnay. Barrel Fermented

最初のノーズアタックはリンゴ酸、それからゆっくりと燻した香りや樽に起因するヴァニラ香。キラりとした酸とまったりとした酸の調和がうまくとれ、申し分ない。今度はもう少し熟成したのを試したい。コストを考えるとこれは掘り出し物。

R・モンダビ、フュメ・ブラン(アメリカ)
Robert Mondavi/ 1994 Fume Blanc

白ワインの締めくくりにと用意したフュメ・ブランです。さすがに造り慣れたたという安心感がそのまま味に現れているようです。ロワールのソーヴィニオン・ブランを少しマロラテック発酵させた感じでありながら、パッションなど南国のフルーツをも感じさせてくれました。

シャブリ、1級モンテ・ド・トゥネール
1989 Chablis.1cru Mountee de Tonnerre
(造り手はわすれました。すみません)

このワインは番外編。「かなり以前にいただいたシャブリが、常温のままで保存してあるが、これどうだろう?」という話になり、「飲めばわかる」と言うわけで、臼田さん恐る恐る差し入れ。
結論から言うと、こんなシャブリ初めてでした。熟成したシャブリがこのようになるとは大発見。色はかなり濃いセピアイエローのワイン瓶の色。ツヤもある。香りはおだやかで、少し干し草の香りも・・。スムーズな口当たりで存在感がある。このシャブリは、樽を使っていないはずですので、それでいてこの完成されたような味わいは、樽使用のワインが良いワインとする風潮に一石を投じるような気がします。やはりワインは時を必要としている。改めて、ワインは飲まなければわからないと・・・。勉強のなりました。

Ch.クロゼイユ、ACマディラン(フランス)
Ch de Crouseilles/1993 Madiran

 

マディランとクリアンサ、どちらを先にしようかと、ビルさんに聞いたところ「マディラン!」と一言。彼はマディラン=西南地方=ベルジュラックの安ワインのイメージがあったようです。
Chド・クロゼイイユはすごく濃い色でヴィンテージの割に若々しい。スペインのクリアンサは特有のほんの少しオレンジがかった透明感のある色でブーケに落ち着きがありました。樽で熟成された木目細やかな味わいはさすが。マディランの味わいは、渋味・タンニン等まだまだ若く、いつ熟成するのだろう?これは偉大なワインかもしれない。この2点は好対象でおもしろい取り合わせでした。

アサバチェ、クリアンサ(スペイン)Azabache/ 1995 Azabache Crianza

マウント・アダム、ザ・レッド
(オーストラリア)
Mountadam/ 1994 The Red

私の贔屓のメーカーです。カベルネとオーストラリアではまだマイナーなメルロのブレンドの赤。赤の中の赤を目指してネーミングも「ザ・レッド」。指摘されて初めて気が付いたのですが、アルコール分がなんと15%の表示。恐ろしい!
香りは熟したプラムやイチジクなどを煮詰めたようで、味わいも豊か。豊満さそのものといったボディだが、ウエストはきちんとありました。初めてのワインですが、2005年まで1本とっておこうと心に決めました。

おつまみ

パン、チーズ3種類、
ボイルド・グリーンアスパラ、
鶏ささみバンバンジー風、
帆立貝とムール貝のマリネ、
ボイル・ド・ソーセージバイオレットマスタード添え
イタリア産プロシュート(ビルさん差し入れ)
あなごのマリネ(臼田さん差し入れ)

上から飲んだ順になっています