生産地　：　カリフォルニア、セントラルコースト
生産者　： マンフレッド・クランクル
ワインメーカー ：　マンフレッド・クランクル
ブドウ品種 ： ルーサンヌ６９％、ヴィオニエ３１％
（大部分はEleven Confessionsより、その他はBien Nacido、Cumulus Vineyardより収穫。)
熟成　：　８％新樽、２５％卵型のコンクリートタンク、４５％は1１〜４年落ち使用樽、 ２％ステンレスタンクにて１６ヶ月間シュールリーにて熟成。
アルコール度　：　１４．９％
容量　：　７５０ml
タイプ　：　白ワイン、やや辛口
日本へのインポートは２４本。当店には１本のみ

　　

［生産者コメント］
ワインの道を歩んでいる私は、様々な人からインスピレーションを受けました。
その人々は醸造家としてのキャリアを歩むのを助けてくれたり、影響を与えたりしてくれました。しかしこれから紹介するワインは、ワイン業界の人に捧げたものではありません。
その人から許可を得ていないので名前を公表はできませんが、頭文字をとってC.Sと呼ぶことにします。
彼女はもうこの世にはいませんが、私と妻に深い影響を残し、良くC.Sについて話しています。彼女は身体は小さかったが、存在感の大きい人でした。いつも輝いていて、彼女が部屋に入った瞬間その部屋にいる人が幸せになり、いつも自分よりも他人を優先し、世界一親切で、気配りのできる温かい人でした。
私は彼女にハチドリのようなイメージを持っていました。そして2008年の白ワインは優しく、スムーズでベルベットのように柔らかく、口中で蝶々がキスをするようです。彼女のイメージにぴったりだったので、今年のワインをC.Sに捧げ、「KOLIBRI（ハチドリ）」と名付けました。

シネ・クア・ノンはサンタバーバラ近郊のオーク・ビューに位置する小さなワイナリーです。

ワイン名のシネ・クア・ノンとはラテン語で『不可欠なもの』という意味ですがオーナー兼ワインメーカーであるマンフレッド・クランクルが語る“シネ・クア・ノン”とは『真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる』という少し哲学的な考えによるものです。

1992年のリリース以来、ラベルは毎年アート性のあるデザインを毎年替え同じラベルは二度と使いません。またラベルだけではなくブレンドやワイン名も毎年替えており、二度と同じワインは造りません。

各ワインにはユーモラスな名前をつけており
過去には"Against the Wall"（壁に対して）"、"Other Hand"（別の手）"
"Impostor Mc Coy "（ペテン師野郎マッコイ）等があります。

それだけ毎年違うワインを造り続けながらも過去にロバート・パーカーから９度も100点満点を獲得しております。