WineList 【 Us-3315 】

アントヒル・ファームズが初めて手掛けた記念すべきワイン
本物の品格とエレガントさを兼ね備える
ABBEY-HARRIS Vineyard

 

ウィリアムズ・セリエム出身の3人の若手敏腕醸造家が
カリ・ピノの頂点を目指し立ち上がる。
設立から僅か4年で多くのワイン関係者や愛好家を魅了している!

3人とも日中は別のワイナリーの醸造家として働いている。
アントヒル・ファームズとしてのワイン造りは深夜に及ぶことも少なくない。
夜中の3時に圧搾を始め
それが終わるまでセラーのパレットの上で仮眠をとったことも・・・
その昼夜の別なく懸命に働く様や、醸造タンクに3人が集う様は
ブドウに群がるアリのようとも形容され
ワイナリー名とラベルのシンボルになっている。

 


アントヒル・ファームズ ワイナリー
ピノ・ノワール 2016 アビィ・ハリス・ヴィンヤード
アンダーソン・ヴァレー

Anthill Farms Winery
Pinot-Noir 2016 Abbey-Harris Vineyard
Anderson Valley


産地 : カリフォルニア州、メンドシーノ郡、アンダーソン・ヴァレーAVA
畑 : アビィ・ハリス畑
生産者 : アントヒル ファームズ ワイナリー
(Anthony Filiberti, David Low and Webster Marquez)
醸造責任者 : Anthony Filiberti, David Low and Webster Marquez 
設立 : 2004年
品種 : ピノ・ノワール100%
樹齢 : 年
醸造 : アルコール発酵にはプラスティック製の開放型の発酵槽を用いる。一部のブドウは除硬せず、自然酵母のみで発酵を行う。熟成に用いるバリックは全てフレンチオーク。新樽率は畑やヴィンテージによって異なるが、10-40%と低い。
熟成期間 : フレンチバリック14ヶ月(新樽25%)
アルコール度 : 13.2%
容量 : 750ml
平均生産量 : 日本輸入量120本
タイプ : 赤ワイン。 フルボディ
: 栽培方法はサステイナブル・アグリカルチャー(セリーズ・ヴィンヤードとコンプチ・リッジ・ヴィンヤードはビオディナミ)
評価 : アントニオ・ガローニ氏: 96point
インターナショナル・ワイン・セラー: 94point(本物の品格とエレガントさを兼ね備えている)

海抜約335m、ブーンヴィルの町を見下ろす石の多い砂質ロームの畑。アントヒル・ファームズが初めて手掛けた記念すべきワインであり、ブドウの栽培も彼ら自身が行っている。

皮まで熟したチェリーやプラム、様々なベリー系果実のアロマティックな香りにスモーキーなニュアンスやスパイスのヒント。張りのある緻密な果実に彩られた味わいは生き生きとして非常にピュア。全ての要素があるべきところにバランスよく配置され、偉大なピノ・ノワールにふさわしい凝縮感、深み、複雑さを備えている。

 

   

 

「上手くいくはずがない」―ピノ・ノワールを愛する3人の若者が、共同でワイナリーを立ち上げる際、皆が口を揃えたそうだ。潤沢な資金はなく、畑も醸造施設も持たず、設立者は駆け出しの醸造家が3人という前代未聞のワイナリー、アントヒル・ファームズ。
しかし人々の予想とは裏腹に、初ヴィンテージの2004年から間もなく、彼らのワインは他のカリフォルニアのピノ・ノワールとは一線を画すそのエレガントなキャラクターと高いクオリティで、多くのワイン関係者や愛好家を魅了した。世界的なワイン評論家ステファン・タンザーは「見守るべきワイナリー」と評し、ブルゴーニュ評論の権威アラン・メドーは彼らのワインを手に入れるためにメーリングリストへの登録を勧めた。また、この突如として現れたこの新星ワインをフレンチ・ランドリーをはじめとするトップクラスのレストランがこぞって求めた。彼らの確固たるビジョンから生まれたピノ・ノワールは熱狂を持って受け入れられたのである。

彼ら、アンソニー・フィリベルティ、デイヴィッド・ロウ、そしてウェブスター・マルケスの3人は、ウィリアム・セリエムでワイン造りを学んだ2003年に出会った。当時、アンソニーとデイヴィッドは30歳、ウェブスターは24歳だった。彼らは互いに味覚や理想とするワインが似ていたことで意気投合。3人で共にワイナリーを設立する夢を語り合い、ウィリアム・セリエムでの収穫が終わるとすぐにその方法を模索した。

目指すワインは最初から決まっていた。冷涼な気候のノース・コーストの様々な畑から、表情豊かでエレガント、そしてなにより美味しいピノ・ノワールを造りたい。彼らはまず、ソノマの北に位置するアンダーソン・ヴァレーで畑を探し歩いた。だが、ただこの地のピノ・ノワールが手に入れば良い訳ではない。周囲の畑とは違う特徴を持った、彼らの言葉を借りると「自分たちに語りかけてくるような」畑を求めていた。彼らには若さ故の行動力だけではなく、畑のテロワールを見極める才能があった。また、時には気難しい栽培家に好まれる何かも持ち合わせていた。それは例えば、ワイン造りへの情熱、謙虚さ、将来性といえるかもしれない。様々な出会いを通じてたどり着いたのは、ブーンヴィルの町を見下ろす丘にあるアビー・ハリス・ヴィンヤードとデムス・ヴィンヤードだった。彼らはこのふたつの単一畑から数樽のワインを2004年に初めて手掛けた。醸造施設は、デイヴィッドが働くソノマのパパピエトロ・ペリーが無償で提供してくれた。

「畑の世話は最大限に、醸造で手を加えるのは最低限に」をモットーとするワイン造りでは、各畑のキャラクターを引き出すための非常に細やかな配慮がなされている。栽培ではサステイナブル・アグリカルチャーを採用。一部の畑ではビオディナミも導入されている。醸造においては、部分的にブドウを除硬せず、開放型の発酵槽を用いて自然酵母のみで発酵を行い、熟成に用いるフレンチオークのバリックの新樽率は10-40%と低い。ワインをタンクから移動させる際はポンプを使わず、清澄もろ過も行わず瓶詰めされる。このクラシックな造りから生まれる彼らのピノ・ノワールは、上質なブルゴーニュと見紛う優美さと繊細さを備えている。

設立から10年近くかけ、慎ましいサイズながらも少しずつ畑を増やし、現在ではメンドシーノ・カウンティとソノマ・カウンティの4つのアペラシオンでワインを手掛けるようになった。生産量は格段に増えたが、それでも入手困難な生産者のリストに名が挙がる。年を追うごとに彼らのワインは洗練に洗練を重ね、2011年には、ワイン・アンド・スピリッツ誌で、カリフォルニアのフラワーズやフランスのルフレーヴ、ギガルと並び、世界のトップ100ワイナリーのひとつに選ばれている。

 

アントヒル・ファームズ・ワイナリーのワイン

  Us-3310 ピュー・ヴィンヤード シャルドネ

  Us-3312 ピノ・ノワール アンダーソン・ヴァレー

  Us-3315 ピノ・ノワール アビィ・ハリス・ヴィンヤード


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