［生産者から新ヴィンテージ2006についてのコメント］

相変らず「ワイナリー」などと呼んでいるウサギ小屋のような倉庫で働いているが、実はオーク・ビューで新しいワイナリーの建設を計画しているんだ。
設計までは終っており、今は国からの建設許可を待っている段階で上手く行けば2010年には新しいワイナリーに移れる予定だ。長い間使い続けたこの古くてファンキーな醸造所は建物としてはボロく理想的とは言えんが、働きやすく個性的だ。嬉しい事だが、このワイナリーがなんだか懐かしくなり始めているよ。

2006年はシラーとグルナッシュを「レイヴン・シリーズ」として発売する事に決めた。
シラー、グルナッシュ共に「カラス」をモチーフにしたラベルが3種類ずつあり、各ラベルにはシリアルナンバーがついている。昨年のアトランティス・シリーズと同じだ。今回の2006ヴィンテージのワイン・アドヴォケートの評価には非常に高く満足している。普段はあまり高評価を獲得しても気に留めていないが今回は本当に誇りに思っているよ。

生産地　：　カリフォルニア、セントラルコースト
生産者　： マンフレッド・クランクル
ワインメーカー ：　マンフレッド・クランクル
ブドウ品種 ： グルナッシュ９０％、シラー１０％
熟成　：　48%は300L、29%バリック、23%600L樽(全てフレンチオーク、新樽率31〜40%)にて約23ヶ月熟成。
瓶詰　：　2008年7月２３日に瓶詰めを行い、2009年４月１日にリリース。
アルコール度　：　％
容量　：　７５０ml
タイプ　：　赤ワイン、フルボディ
2009年４月下旬入荷　⇒　お届け価格

Sine Qua Non Raven Series (Grenache) 2006…(96-100)暫定評価
［ロバート・パーカーのコメント抜粋］

2005ヴィンテージのAtlantis Fe 203-2aに比べると生産量が少なくたった880ケース(5280本)しか造られていない。
完熟したグルナッシュらしいチョコレートのアロマが表れブラックチェリーやクロフサスグリの香りが漂いフルボディでストラクチャーがあり滑らか。鉛筆の芯や甘草、煙、肉のニュアンスが感じられる。今まで作られたシネ・クア・ノンのグルナッシュにはチョコレートのニュアンスが感じられなかった事から当ワインに感じられるチョコレートの風味はヴィンテージの特徴だろう。

　2006年のグルナッシュ３種類のラヴェル

シネ・クア・ノンは毎年ラベルとワイン名を替えております。2006ヴィンテージのワイン名は"Raven（レイブン=カラス)"。ラベルのデザインもその名の通り'カラス'です。
前ヴィンテージのアトランティス・シリーズと同様にシラーとグルナッシュの各ワインにはデザインの異なる3種類のエチケットが準備されております。

No1

No6+7

No9

　シネ・クア・ノン 100点のワイン

[パーカー100点獲得ワイン]
2000 Suey TBA (100% Botrytised Roussanne)…Wine Advocate # 154
2002 Just For The Love Of It (Syrah)…Wine Advocate # 154
2003 The Inaugural (Syrah)…Wine Advocate # 172
2004 Poker Face (Syrah)…Wine Advocate # 172
2004 Mr K The Strawman Vin de Paille (Semillon)…Wine Advocate # 172
2005　Atlantis Fe 203 1A (Syrah)…Wine Advocate # 177（昨年・2008の評価）

	シネ・クア・ノンはサンタバーバラ近郊のオーク・ビューに位置する小さなワイナリーです。 ワイン名のシネ・クア・ノンとはラテン語で『不可欠なもの』という意味ですがオーナー兼ワインメーカーであるマンフレッド・クランクルが語る“シネ・クア・ノン”とは『真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる』という少し哲学的な考えによるものです。 1992年のリリース以来、ラベルは毎年アート性のあるデザインを毎年替え同じラベルは二度と使いません。またラベルだけではなくブレンドやワイン名も毎年替えており、二度と同じワインは造りません。
各ワインにはユーモラスな名前をつけており 過去には"Against the Wall"（壁に対して）"、"Other Hand"（別の手）" "Impostor Mc Coy "（ペテン師野郎マッコイ）等があります。 それだけ毎年違うワインを造り続けながらも過去にロバート・パーカーから６度も100点満点を獲得しております。