WineList 【 Us-308 】


生産量:3,432本
Dierberg 2006


Bill Cates

気になるワインだって?
ラ・ターシュかな?
だからこうしていつも飲み比べているよ

言葉の通り、ワイナリーには、高価なラ・ターシュの空瓶が無造作にもゴロゴロと転がっています。事実2004年エヴェリンはWE誌で97点を叩き出し、ロマネ・コンティとドメーヌ・ド・ランブレイと共に世界のトップピノ・ノワールとして最高の評価を受けています。

1977年、サンタ・マリアを象徴するブドウ畑であるビエン・ナシ−ド・ヴィンヤードの角に、ビル・ケイツとジェフ・フィンクにより小さな醸造所が設立されると、周辺のブドウ栽培家の間では瞬く間に彼らの評判が飛び交うようになります。
「ブドウの特徴を最大限に引き出すことのできる造り手がいるぞ」と。
その噂はワイン誌の評価で決定的となります。


Jeffrey Fink

初の評価を受けたヴィンテージがピゾーニの94点を筆頭に全ての畑銘柄で90点以上を獲得。
生産量の少なさもあり、現地でも入手できないワインとなったのです。
何よりもタンタラの凄さは、どの畑銘柄も極めて少ない生産量にあります。畑によっては年間20ケース程しか造らないものもあるほどです。そのため彼等は厳選に厳選を重ねブドウを購入します。区画毎は当然のこと、ピゾーニに至ってはクネ単位で指定するほど。契約することすら難しいピゾーニからこのようなブドウ購入ができるのはタンタラだけと言われています。
タンタラの造る畑銘柄は20を超えますが海外に輸出されるのは日本に向けた8銘柄のみ。それほど入手が難しいワインなのです。



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タンタラ・ワイナリー
ピノ・ノワール ディアバーグ・ヴィンヤード

Tantara Winery
Pinot Noir Dierberg Vineyard 2006


産地 : カリフォルニア、セントラルコースト、サンタバーバラ郡、サンタマリア・ヴァレー、ディアバーグ畑
立地 : なだらかな起伏のある126エーカーの丘。東西にのびる尾根線上にあるために北から南にかけて、太陽の光浴びる。標高153メートル。サンタ・マリアバレーの南側に位置している。
土壌 : 断続的な砂質、砂利層
生産者 : タンタラ・ワイナリー
オーナー&ワインメーカー : ビル・ケイツ、ジェフリー・フィンク
ブドウ品種 : ピノ・ノワール(ブルゴーニュ・コート・ドールからの分岐種)
植栽密度 : 2178本/エーカー
収穫 : 2006年10月6〜16日
糖度 : 25ブリックス
醸造・熟成 : 1〜3トンサイズの上部開放型の槽で発酵。一日2回パンチダウンを行う。16ヶ月間の樽熟成には、フランス製のフランソワ、レモンド、ルソーのオーク樽が使用されている。(50%が新樽)清澄及び濾過せずボトル詰めされる。
アルコール度 :  14.1%
容量 : 750ml
生産量 : 3,432本(2006Vnt)
タイプ : 赤ワイン。 フルボディ

濃厚で腰のあるこのワインは、男性的である。黒色や青色のフルーツの特徴を重ねたような深いアロマがすばらしい。ワインが美味しさを発揮するまでに時間がかかるため、ゆっくり味わうのがベター。ジューシーなローストビーフと合わせると格別

 

 


The Tantara Wine crew:
Kevin, Ernie, Maria, Bill, and Jeff


Painting of Tantara Winey
by Gwen Cates, wife of William Cates

Winemaking:

カリフォルニアのサンタバーバラ郡からモントレー郡までのセントラルコーストは、ピノ・ノワールとシャルドネ栽培には最高の気候といえます。ブドウの生育期には、豊富な太陽の照射を受けるので十分な糖分が生成され、夜には気温が下がり、朝には霧が立ち込めるため、凝縮した色と、複雑な味わいが生まれる、これほどワイン作りに適した気候は世界でも稀です。そして、タンタラワイナリーが追求しつづける、"高貴な果実からのみ最高のワインができる"というコンセプトにそのまま当てはめることができるのです。
ピノ・ノワールに関しては、除梗し、上部開放型の槽で発酵します。天然酵母と、調整酵母の両方を使うことにより、ワインの味に複雑さが加わります。パンチダウンは、伝統的な手法で行ないます。第一発酵が終わってからワインをプレスし、フレンチオーク樽に移します。その後、第二次発酵もしくはマロラクティック発酵を行ないます。その後休ませ、清澄及び濾過せずボトル詰めします。

この製法がブドウのポテンシャルを引き出し、特性を生かすことにつながり、よりアロマティックで複雑さを併せ持った魅力的な味わいを生み出します。さらに、この製法により、ワインは、時を経るごとに味わいが増し、より品質を高めていくのです。

「タンタラ」という名前は、ビル・ケイツが所有していた愛馬の名前。
そして馬が象徴する「上品」「優美」「力」と、タンタラ号の「長命」は、彼らが造るワインに共通する特質としてワイナリー名とエティケットの絵柄に著されています。
(インポーターのリリースシートより転載)

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