WineList 【 Us-070 】

サクセスストーリーに彩られたワイン
ブラッシュ・ワイン=ホワイト・ジンファンデル


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サッター・ホーム・ワイナリー
ホワイト・ジンファンデル

Sutter Home Winery
2006 White Zinfandel


産地 : カリフォルニア、ナパ・ヴァレー、サンタ・ヘレナ
生産者 : サッター・ホーム社(トリンチェロ・ファミリー)
ブドウ品種 : ジンファンデル
アルコール度 :  9.5%
容量 : 750ml
タイプ : ロゼ(ブラッシュ)ワイン。ほんのり薄い甘口

オレンジを含んだような淡いピンク色。ストロベリーやスイカのような新鮮で軽やかな香。ベリー系の優しい酸を感じさせる果実の味わいで、ほんのりと甘味も感じさせる。
淡い頬紅色(ブラッシュ・カラー)がエレガントで繊細さを感じさせてくれます。ワインだけでも十分おいしく飲めますが、みず菜とスモークサーモンのマリネなどのオードブルに良くあいます。3、4、5月の花の季節には、アウトドアでもお楽しみください。花の色に溶け込むおしゃれな色あいが人気となるでしょう。 

 

サッター・ホーム・ワイナリーは、古くからナパヴァレーにあり、設立は1890年。ラザフォードとセント・ヘレナの中間にあるこのワイナリーが最初に有名になったのは、アマドール郡の樹齢の高い(100年以上)ジンファンデルでワインを造りはじめた1968年からです。そして1970年前半に個性の強いジンファンデルから“ブラッシュワイン”ホイワイト・ジンファンデルを造りだし、フレッシュでフルーティな味わいが、カリフォルニアだけでなく全米のワインに関心をもちはじめた人々に絶大な支持を得ました。あのワインライターのヒュー・ジョンソンも「これぞアメリカン・フラッグ!」とその成功に驚きのコメントを発したほどです。1970年にはわずか15万ケースのワイナリーは1990年前には100万ケースを超す大メーカーに発展させました(現在の生産量はケース)。
飛びぬけた“サクセス”にはストーリーがついてくるものですが、このホワイト・ジンファンデルの誕生にも神話が生まれました。
いつものようにジンファンデルの醸造途中、赤ワインの色がまだ抽出される前に誤ってワイン抜き取ってしまったという。しかたなく、この抜き取った分をそのまま醗酵させたところ、いままで黒く、いかつい、風体の上がらない赤ワインしかできなかったジンファンデルからフレッシュでスマートなロゼワインに変身した。
というもの。たぶんこんな逸話はあとでまことしやかに作られたもので、実際は、原料ブドウのジンファンデルはあり余るほどあるが、それから造られる赤ワインは、思うように売れずに苦肉の策として、南仏のロゼワイン「グリ・ド・グリ」などを参考にして開発されたものと思われます。
いづれにしても、トリンチェロ・ファミリーはこのホワイト・ジンファンデルでアメリカン・ドリームを体現することとなったのです。

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