先日発売になったばかりのワイン・アドヴォケート2007年2月28日 #169で
スパニッシュ・ワイン「アルタディの“ヴィーニャ・エル・ピソン 2004”」が
100点満点を獲得

アルタディのボデガはリオハのリオハ・アラベサに位置し1985年に３人のオーナーの共同経営でスタートしました。現在はそのうちの一人 ホアン・カルロス・ロペス氏が経営を行っています。ロペス氏は2004のワイン・アドヴォケイト12月27日号にて Robert Parker’s Wine Personalities of the Yearとして2004年を代表する18人のワイン関係者にも選ばれております。

畑が位置するリオハ・アラベサはブドウの栽培に最も適した自然条件を持ちます。北にカンタブリア山脈の山間、南にはエブロス川が流れており畑は石灰岩を豊富に含む粘土質の土壌です。穏やかな気温、雨季、冷たい北風…ブドウの栽培には最も適した条件に満ちております。 アルタディのワイン造りは伝統的な方法と近代技術の融合です。ブドウが傷むの避ける為に醗酵層へはポンプを使わずにリフトで落とし込んだブドウを足で踏んで破砕します。醗酵は大樽にて行います。

写真の様に樽がワインの色で染まっているのは通常、醗酵後に水で洗う所を、アルタディではワインで醗酵層を洗う為だそうです。

●Vina El Pison 2004　ヴィーニャ・エル・ピソン　
ワイナリー ： アルタディ／リオハ
品種：テンプラニーリョ98％、グラシアーノ、マスエロ併せて2％
フレンチバリックにて18〜24ヶ月間
エル・ピソンという名前の単一畑より収獲されたブドウから産み出されたキュヴェです。完熟した果実の香りが広がり、繊細さと優美さを兼ね備えたアルタディの傑作です。

Wine Advocate #169…100点
申し分なくバランスが取れており、驚く程に長い余韻。このワインは今から満足感が得られるがよい保存状態ならこの先40〜50年間はこの喜びを得ることができるだろう。この離れ業を成し遂げたアルタディに栄光を！

●Pagos Viejos 2004　パゴス・ヴィエホス　
ワイナリー ： アルタディ／リオハ
品種：テンプラニーリョ98％、グラシアーノ、マスエロ併せて2％
熟成：フレンチバリックにて18ヶ月間
樹齢50年以上の上質なブドウを選別して造りだされるキュヴェ。ロバート・パーカーは「最も素晴らしいリオハのうちの一つ」と絶賛しております。

Wine Advocate #169…97点
≪記事コメント抜粋≫
とてもパワフルだが、完璧なバランスと注目に値する優美さを兼ね備えており、濃く豪華で妖艶な色気が長く続く。この離れ業を成し遂げたアルタディに栄光を！

≪（参考）インポーター2002年ヴィンテージ テイスティング・ノート≫
黒色系果実の凝縮した香りの中にスパイスやハーブ等複雑に香りが入り混じる豊かで芳醇なアロマ。口中でも鼻で感じたアロマが長く持続し生のプルーンやラズベリーの様なフレッシュな酸味が力強く圧倒的な果実味を支えます。ストラクチャーが強く、余韻もいつまでも続く非常にポテンシャルの高いワインでありながら抜栓だけやや早めに行なえば割とスグに開き「まだ硬く飲めない」という印象はありません。抜栓からの時間、そしてグラスの中での変化をお楽しみください。

●Vignasde Gain 2004 ヴィーニャス・デ・ガイン　

ワイナリー ： アルタディ／リオハ
品種：テンプラニーリョ100％（平均樹齢60年）
熟成：フレンチバリックにて12〜14ヶ月

参考
Wine Advocate #159 (参考2003ヴィンテージ)…93点
「エントリーアイテムとしては極上級。 あの名高いポムロールのレヴァンジルが思い起こされる。」

Vinas de Gain 2001 … 94点 Wine Advocate #152 (Apr 2004)
「ヴィーニャス・デ・ガイン２００１は価格面で素晴らしい努力がなされている。 市場において、最もお買い得な１本である」

Vinas de Gain 1999 … 90点 Wine Advocate #141 (Jun 2002)
「もしこのワインが1999年産ブルゴーニュ・グラン・クリュだけのブラインドテイスティングに加えられたら多くのテイスターは200〜500ドルのミュジニーと間違うだろう。」

というように毎ヴィンテージ、賞賛のコメントを贈っております。一見、一つのワインに統一性のないコメントをしているようですがアルタディも年を追う毎に試行錯誤を重ね、ワインのスタイルが変わってきております。※2004年は、まだ未掲載