ファーストフードの台頭による「食」や「味わい」の世界的な均質化が進むことへの危機感から、1986年イタリアの片田舎で 地元の「食材」や 「食文化」 を 大事にしようという「スローフード」運動が始まりました。
さらに、「スローフード」から「スローライフ」へ発展し、速さや効率・成果 ばかり が重視され、ゆとりをなくした 生活を見直していこうという 「人は如何に生きるべきか」 という根源的な命題の一つの答えとして注目されています。

このような考え方は、今日本に一番必要なことであり、 日本人が一番求めていることかもしれません。
そして、「日本酒」は、その成り立ちといい味わいといい 「スローフード」「スローライフ」がぴったりの酒なのです。

昨年の夏季頒布会「棚田を渡る風」では、「棚田」という特別な田んぼで栽培された酒米で造られた純米吟醸の頒布会をご提案しました。ドジョウやトンボ、蛍などが棲みやすい自然に近い環境のイメージが安心感や美味しさのイメージと重なり、お客様の共感を呼んだのではないでしょうか。

今回の頒布会では、もう少し大きな視点での「自然」をテーマに、「より自然や風土に近い酒」「より人と自然を近づける酒」「人と人とを近づける酒」をコンセプトとしています。


【各月頒布酒】  

コース

銘柄

コンセプト

イメージ

テーマ : 佳きものがたり 想いながら

1.8Lコース
(1本)

大山
(純米大吟醸)

大山のある鶴岡は無類の酒好きであった小説家・藤沢周平の故郷で小説の舞台・海坂藩のモデルと言われる城下町です。その風土が生んだ酒をお届けします。

【参考】蔵元の監査役は藤沢氏と親しく、また精米所は、藤沢氏の生誕地の近くにあります。

720mlコース
(2本)

大山
(純米大吟醸)

天覧山
(純米吟醸)

懐かしいスローライフをテーマにしたスタジオ・ジブリの人気アニメ「となりのトトロ」の舞台となった狭山丘陵の自然が育んだ酒をお届けします。

【参考】天覧山のある飯能は、環境省が進める里山をテーマにしたエコツーリストのモデル地区です。

テーマ : こめの精霊に出会いつつ

1.8Lコース
(1本)

米鶴
(純米吟醸)

米鶴のある高畠は、奥羽山脈の山並みに囲まれており、米・果実が豊かに稔ります。また町を挙げて「まほろばの里」づくりに挑んでいます。この山里で蔵元自ら作った米の酒をお届けします。

【参考】蔵元自ら酒米づくりに挑み、「田植え祭」や「収穫祭」には地元・山形はもちろん、首都圏からの家族連れも参加しています。

720mlコース
(2本)

米鶴
(純米吟醸)

簸上正宗
(特別純米)

タタラと神話の里、奥出雲は伝説の酒「ヤシオリの酒」を醸したスサノオノ命の妻クシナダ姫の故郷です。「日本棚田百選」のひとつとなっている奥出雲の棚田で契約栽培の酒米の酒をお届けします。

【参考】クシナダ姫(奇稲田姫)は、米(酒米)の精霊とも言われており、棚田百選のひとつ大原新田の棚田契約栽培した「五百万石」が原料です。

テーマ : 名水の清流を耳にして

1.8Lコース
(1本)

榮川
(純米吟醸)

榮川のある会津磐梯山麓は豊かな自然の中にあり、日本名水百選のひとつにも選ばれた磐梯西山麓湧水群があります。その名水から生まれた酒をお届けします。

【参考】磐梯町は7割が森林の町。野鳥の声と水音が響くなか、名水と地元・福島県産の「美山錦」で醸される酒です。

720mlコース
(2本)

榮川
(純米吟醸)

澤乃井
(木桶仕込生モト純米)

藁葺きの民家が点在する奥多摩の蔵元に湧く水は、東京都選定「東京の名水57選」のひとつです。その名水で醸す木桶仕込みの酒をお届けします。

【参考】生モト、そして木桶仕込で醸された「より自然な酒」です。木桶の杉材は、蔵元の裏山の古木が使用されました。

【頒布期間】 2005年6月〜8月
【コース】 <1.8Lコース> 各月1銘柄×3回  
<720mlコース> 各月2銘柄×3回
【価 格】 各コース 3,300円(税込)
【申込み締め切り】 2005年5月25日(水)  
お申し込みはメールで 


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