八戸酒類株式会社
青森県八戸市八日町一番地 杜氏: 小菅 芳美(南部杜氏)
八戸で酒造りを営み伝統と技を受け継ぎながら、新しい事にチャレンジし続ける「八鶴」。4年前より設備投資を含む大改革に取り組んでおり、以前にも増して今年は味が良くなっています。 鑑評会用に仕込まれた小菅杜氏渾身の逸品は八鶴の酒造りの結晶というべき、最高級のお酒です。
蔵の創業は江戸時代後期の天明6年(1786年)、11代将軍徳川家斉の時代。蔵元はもともと呉服商を営んでいましたが、酒屋を買い取って酒造りを始めたといいます。6代目・橋本八右衛門照訓(てるみち)の時代の大正9年(1920年)、本格的に酒造りに取り組み、八戸清酒の名を不動のものとしました。 大正8年にそれまでの銘柄「老の友」より「八鶴」に。 この「八鶴」の文字は横山大観筆であり、書き料は清酒四斗樽であったといいます。 昭和19年(1944年)の戦時企業統制令により13の酒造場を統合して八戸酒類株式会社に。 現在8代目当主のもと、八鶴工場、五戸工場の2工場で酒造りをおこなっています。協会酵母10号はこの蔵が発祥といわれています。