WineList 【 Nz-9908 】

ニュージーランドの南島、南緯43度に位置するワイパラ・ヴァレーは、ブドウ産地としての歴史はまだ浅く、比較的樹齢の若い畑が多いですが、高品質ワインを生み出す産地として、そのポテンシャルは多くの評論家の認めるところです。
地勢は平地、丘陵地、河口付近の3つから形成され、テヴィオットデール丘陵地(Teviotdale hills)が東から吹きつける冷たい風を遮ぎる一方、北西からは温暖な風が谷間に流れ込んできます。土壌は谷間の中間を占める平地と河口付近、西側は砂利質土壌、丘陵地と平地の東部は石灰岩粘土質土壌、谷間の南側は沖積層砂利質粘土とエリアにより異なった土壌を有します。また、多くのブドウの樹は日射量の多い、北向き斜面に植えられています。


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コヤマ・ワインズ
ピアソンズ・ヴィンヤード 2014 ピノ・ノワール

Koyama Wines
Pearson's Vineyard Pinot-Noir 2014


産地:  ニュージーランド南島、ワイパラ・ヴァレー
生産者: コヤマ・ワインズ(オーナー兼醸造家:小山竜宇氏)
畑 : ピアソンズ・ヴィンヤードはワイパラ・バレーのほぼ中心に位置する砂利質土壌。
品種:  ピノ・ノワール100%(ピアソンズ・ヴィンヤーズ産)植え付け:2004年。クローン:UCD 5, ディジョン115、ディジョン667、ディジョン777及び10/5。
醸造: 手摘みで収穫し選果、除梗後、約1.7tのオープン式発酵槽で自生酵母により約20日間発酵。発酵中は1日2回タンク内の果帽を押し沈める。バスケットプレスで圧搾し、フレンチオーク樽(新樽10%)で約16ヶ月熟成。
容量: 750ml
アルコール度: 
13.4
栓 : スクリューキャップ
タイプ: 赤ワイン、フルボディ

 2014年は夏暑く、秋は雨が多かったが、この畑はいつも早めに果実が熟すため雨の影響を避けられた。
赤いベリーとチェリーのフレッシュなアロマ。豊かな果実味をきりっとした酸が引き締め、柔らかなタンニンが縁取り、若いうちからクラシックなピノ・ノワールの味わいを楽しむことができる。手摘みしたブドウを1.7tの発酵槽で自生酵母により発酵させ、フレンチオーク樽(新樽10%)で16ヶ月熟成。無濾過、無清澄。

 

 ◆ ワイナリーのオーナー兼醸造家・小山竜宇(たかひろ)さんと契約畑

神奈川県出身の日本人醸造家小山竜宇氏は、クライストチャーチにあるニュージーランド を代表する醸造学科を有するリンカーン大学でブドウ栽培とワイン醸造の学士過程を卒業。その後2004年にワイパラ・ヴァレーのプレミアム・ワイナリー、マウント・フォードのアシスタント・ワインメーカーとなり、2009年に自身のブランド、コヤマ・ワイパラ・ワインズ(現 コヤマ・ワインズ)を立ちあげました。ワイパラ・ヴァレーの優良契約農家からピノ・ノワールとリースリングのブドウを購入し、土地と自らのスタイルを純粋に表現することを信念としています。

ラベルには自身の名前「竜宇」からとった竜が描かれています。

3つの契約畑

  • タソック・テラス・ヴィンヤード(リースリング)
    ワイパラ・ヴァレー南西に位置する氷河期堆積の砂利質土壌の畑 。2004年に植え付け、リースリング・クローンはガイゼンハイム。貴腐菌が付着しやすく、毎年何割かのブドウは貴腐菌の影響を受けるブドウ由来の自然な糖分と高い酸度のバランスに優れた畑。
  • ピアソンズ・ヴィンヤード(ピノ・ノワール)
    ワイパラ・ヴァレー北西に位置する砂利質?壌の平坦な畑。北西から吹き降ろす?が強いため、灰カビやウドンコ病が少ない。2004年に植え付け、全体で約2.5haの広さで、コヤマ・ワインズの契約は約1ha。クローンはUCD5, 10/5, Dijon 115, 667, 777。華やかな、明るいベリーの香りで、丸みのある柔らかいタンニンがあり、若いうちから楽しめる。
  • ウィリアムス・ヴィンヤード(ピノ・ノワール)
    ワイパラ・ヴァレー北東側丘陵地帯の麓に位置する石灰岩粘土質土壌。2000年に植え付け、全体で3,5haあるなかでコヤマ・ワインズは0.7haの区画を契約。ピノ・ノワール・クローンはUCD5, Dijon 115,Dijon 667, Abel。ピノ・ノワールにしては色濃く、タンニンが豊富で、ストラクチャーのあるワインとなる。

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