Wine List 【 J-367 】

ルミエールの内緒なワイン
栽培・醸造家、小山田さんのトライ

希少品種ミルズで仕込んだ
甘口デザートワイン

試験醸造的な要素いっぱいのワインのため2009年の製造量はほんの僅かで、ルミエールのショップ、ワイナリーで開催の「新酒祭り」での振舞いだけで使用されるのみです。その希少なワインがワイナリーの好意で30ケースだけ問屋に回ってきました。
黒ブドウで仕込んだ、フレッシュな甘口ワイン。
2010年からは定番とするとのこと・・・。


 

ルミエール、フレール ミルズ

Lumiere. Frere Mills 2009 & 2010


産地 : 山梨県、一宮
生産者 : ルミエールワイナリー
栽培・醸造責任者 : 小山田幸紀氏
品種 : ミルズ種100%
収穫・仕込み日 : 2009年8月31日
生産量 : 2009Vnt試醸
アルコール度 : 
容量 : 750ml
タイプ : 白ワイン。 甘口
2009年、11月5日入荷

今までは赤ワインのブレンド用ににしか使っていなかった希少品種「ミルズ」の新しい可能性をさぐるべく、栽培・醸造の責任者である小山田幸紀さんが2009年にちょっと冒険をして仕込んだ甘口のブラン・ド・ノワール。
果汁のみを使用して生まれた甘口のデザートワインです。「ミルズ」の母親である「マスカットハンブルグ」由来の爽やかなマスカット香、そして果汁感タップリの爽やかで自然な甘さを満喫できます。
2009Vntですので、新酒と言ってもよいでしょう。
収穫の喜びが伝わるフレッシュなデザートワインです。

  

 

2010新モノ入荷しました
   
販売開始いたしました。

ミルズは栽培面積が少なく、収穫量も得がたい希少な品種です。
果実の持つ華やかな香りが特徴的で、まるでライチのような味わい。やわらかな酸の親しみやすいデザートワインです。
新酒です!

 

 ミルズってどんなブドウ?

「ミルズ」っていったいどんなブドウなのでしょう?
ほとんどの方がご存じないと思います。
そこで、ルミエール社で栽培から醸造までの責任者の小山田幸紀さんがブログに記載してございましたので、下記にそのまま転載させていただきました。

このミルズとは1870年頃、北米オンタリオ州でミルズ氏(William.H.Mills)がマスカットハンブルグとクレベリングというブドウを交配してつくられました。3/4がヨーロッパ系ブドウ(V,vinifera)の血統で残り1/4がアメリカ系ブドウ(V.Labrusca)ということになります。
かつては山梨県を中心に赤ワイン向けの醸造用ブドウとして広く栽培されていました。当時、その品質の評価は高く、赤ワインの原料として、メルロと同等あるいはそれに次ぐ品種として扱われていました。しかし、栽培がやや難しいこと、色素がやや薄いことなどから次第に栽培面積は減っていきました。
ミルズの魅力とはいったい何なのでしょう?それは、ミルズ独特の、他のブドウではつくり出し得ない、魅惑的な香りにあると思います。バラの香り、熟成したブルゴーニュの香り、あるいはサツマイモの香りなどなど、いろいろな表現がありますが、それらが複合的に重なりあった個性がそこにあります。
ミルズの母親は前述のようにマスカットハンブルグというマスカット系のブドウです。このマスカットの血がワインへと変貌する中で生まれるのがミルズ独特の香りなのです。
マスカット系のブドウ中にはモノテルペンアルコールという成分が多く含まれています。この香りはいわゆるマスカット香と呼ばれるもの、また柑橘類など爽やかさを感じさせるフルーツの香りです。そして意外にも芋焼酎にも含まれており、なぜかミルズのワインがサツマイモを思わせる香りを持つのか理解出来ます。
(小山田幸紀 2009-08-31 19:45)

 

J-364 ルミエール、ペティアン 白・泡 

ルミエールのHP : http://www.lumiere.co.jp


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