食文化と共に歩んできた
エノテカ・ピンキオーリの元ソムリエが造る
食事と共に楽しんでいただきたい
マルケのワイン

セルヴァグロッサ
Az. Agricola SELVAGROSSA

 

 

 

 

「セルヴァグロッサ」とは、この辺りの土地の呼び名で「大きい自然のまま(野生)の土地」という意味。
大昔ここは樫や楢の木で覆われていました。
幼い頃からこのマルケ州ペーザロ地区で育ち、深く「食」と関係した環境に囲まれてきたタッディ兄弟2人が2001年から始めたワイナリーです。
彼等は
「最近、まるで試飲のためのワインが多い。私達にとってワインとは、試飲するものではなく食と共にあるものなもです。」と語ります。
「食に寄り添う上品さ、食を壊さない繊細さ」
そういうワインを目指すことは彼らにとってごく自然なことでした。
料理と一緒に楽しんでいただきたいワインです。


WineList
【 i-761 】

セルヴァグロッサ
トリンピリン
・マルケ
Selvagrossa
Trimpilin
2006 Marche I.G.T

産地 : イタリア、マルケ州(11)
生産者
: アゼンダ・アグリコーラ・セルヴァグロッサ
ブドウ品種サンジョヴェーゼ95%、チリエジョーロ5%
樹齢 : 平均35年
発酵 : ステンレス・タンク/主醗酵後、オーク樽にてMLF
熟成 : オーク樽熟成12ヶ月/(225L、フランス産、新樽比率33%)、瓶熟成 6ヶ月以上
生産量 : 約4,500本
アルコール度 : 13.5%
容量  : 750ml
タイプ : 赤ワイン。フルボディ

すすめ料理 : 
お肉を使ったソースのパスタ、ブロデット(マルケのブイヤベース料理)サラミ、豚肉をグリルしたものもオススメです。

サンジョヴェーゼを主体に造られた「トリンピリン」は、イタリア造語で「はしゃぐ子供、騒ぐ子供」の意味を持ちます。アルベルトがエノテカ・ピンキオーリで働き始めた頃、レストランのオーナーであるピンキオーリ氏が、アルベルトをそう呼んでいたことからこの名前を付けられました。

 ピンキオーリ氏への謝意の表れでもあるこのワインは、元々ここに植えられていた樹齢の高いサンジョヴェーゼを使用。この辺りでサンジョヴェーゼ主体のワインを作った場合は、通常「コッリ・ペーザロD.O.C」が取得できますが、あえてDOCにはしていません。それはトリンピリンが、このDOC内に収められないワインレベルになると考えているからです。


2008年秋
日本初上陸

WineList【i-762】

セルヴァグロッサ
ポヴェリアーノ
・マルケ
Selvagrossa
Poveriano
2006 Marche I.G.T

産地 : イタリア、マルケ州(11)
生産者
: アゼンダ・アグリコーラ・セルヴァグロッサ
ブドウ品種 : カベルネフラン100%
樹齢 : 平均5年
発酵 : ステンレス・タンク/主醗酵後、オーク樽にてMLF
熟成 : オーク樽熟成14ヶ月/(225L、フランス産、新樽比率50%)、瓶熟成 4ヶ月以上
生産量 : 約2,500本
アルコール度 : 14%
容量  : 750ml
タイプ : 赤ワイン。フルボディ

すすめ料理 : 
ジビエ系の料理、特に味や香りが少し強めのもの、羊肉を使ったものや長熟成チーズにも相性が良いです

 現在カベルネ・フランの畑がある場所が、昔の地図では「ポヴェリアーノ」と呼ばれる小道があったところから命名されたワイン。

 はじめはシュヴァル・ブランが好きなアルベルトが、ここの気候に合うであろうと思ったメルローとカベルネ・フランを植え、それぞれ50%ずつでワインを造ろうと考えていました。ところが実際に収穫したカベルネ・フランがメルローよりも一段階上のレベルに。ここに100%カベルネ・フランのワインが誕生したのです。

 

ミシュラン3つ星レストラン「エノテカ・ピンキオーリ」の
元ソムリエの弟と、料理人出身の兄

弟のアルベルト・タッディは、高校時代からワインに興味を持ち、何と21歳のときにソムリエ資格を取得。2年後には、世界的にもトップクラスのワインコレクションをもつミシュラン3つ星レストラン「エノテカ・ピンキオーリ フィレンツェ」に入りました。

 非常に向学心に溢れた彼は、何とエノテカ・ピンキオーリでソムリエとして8年間従事しながら、フィレンツェ大学の醸造科でも醸造学を習得。また半年間休暇をとり、カリフォルニアのロバート・モンダヴィにてブレンド研究部門に参加。ワインに対する造詣を深め、将来のワイン造りを見据えた活動をしてきました。

 エノテカ・ピンキオーリで世界中のトップ・シャトーと触れ合う中で、サービスマンとしての名前も世界的に知れ渡った彼は、ニューヨークのレストランからの引き抜きを受け、今はワイン造りの間をぬってNYに滞在。サービス責任者を務めています。「食の現場に身を置くことは、ワイン造りにとって必要なことだ」とアルベルトは考えます。

3歳年上の兄アレッサンドロは、ペーザロで常にカンティーナを守る存在。料理学校を卒業後、レストランで働いていた彼は、料理からワインづくりの道へと進んできました。この兄弟二人にとってワインは「食」と共にいつもそばにあったのです。

 ちなみにタッディ兄弟の両親も深く食とかかわりを持ち、父はイタリアの五大血統牛の一つ「ボビーノ種」の鑑定士、母は地元でも有名な料理上手。毎日違う料理をつくっても1年では足りないというくらいのレシピをもち、60歳を越えた今も地元の人気食堂からのリクエストで働いています。
 まさに「食」と共に歩んできた家族なのです。
 


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