WineList 【 i-5412 】

熟成12年! Vin-Santo 1999
リーズナブル価格のヴィン・サント

 


ビスコッティーニ(カントゥッチ)

ヴィン・サントの生産地は、主にイタリア北・中部ですが、中でもトスカーナのキアンティ地区で造られるものが最も有名です。

ヴィン・サントの歴史は古く、ギリシアからイタリアにワイン造りが伝えられた時代に最初に普及したのがこのヴィン・サントといわれています。ギリシアは高温で乾燥した気候だったため、収獲したブドウをそのまま天日で乾燥させ、糖分を高めてから圧搾し果汁を取っていました。これに比べてイタリアでは、乾燥はしていてもギリシアのように気温が高くならないため、収穫後は室内で100日前後をかけてゆっくりと乾燥させます。

トスカーナ州では主に白ブドウ品種であるトレッビアーノ種、マルヴァジア種などから造られ、これらは比較的果皮が分厚くアパッシメント(乾燥)に耐えうることができるといわれています。乾燥期間の後はブドウを除梗・破砕し、圧搾機で果汁を絞ります。その果汁を一晩寝かせ、その上澄み液だけをワイン用として樽に入れ醗酵させます。糖分が高いため、長い時間かけてゆっくりと醗酵させます。アルコール度14〜16%に達したところで自然に醗酵が止まり、その後は熟成用小樽(カラテッリ)に移します。法定熟成期間は5〜6年で樽を密封して熟成させるため、ゆっくりと香りが高められ、ナッツのような香ばしい香りを持ち、また酸味のバランスの良い上品な味わいのデザートワインとなります。地元トスカーナでは、特産のアーモンド入りハードビスケット、ビスコッティ・ディ・プラートをこのワインに浸しながら食べる習慣があります。


 

カステルグレーブ
ヴィン・サント デル キャンティ クラシコ

Castelgreve
1999 Vin-Sant del Chianti Classico DOC


産地 : イタリア、トスカーナ州
格付け : ヴィン・サント・デル・キャンティ・クラシコDOC
生産者 : カステッリ・デル・グレベペーザ社
ブドウ品種: トレッビアーノ50%、マルヴァージア・デル・キャンティ50%
平均樹齢 : 約 15 年
平均収量 : 約 15hl/ha
畑 : 標高 / 海抜 360〜420m、向き / 南南西、土質 / ガレストロ、石灰分が多く水捌けが良い。
醗酵 : 自然酵母でオーク樽発酵(小樽)マロラクティック発酵はナシ。
熟成 : オーク樽熟成60か月(フランスとイタリア産の100〜200Lの小樽)
アルコール度:
17.5%
残糖度 : 80g/L
容量 : 375ml (中瓶)
年間生産量 : 6,000本
タイプ : 白ワイン(ヴィン・サント)、甘口
サービス温度 : 12〜18℃

透明度の高い輝く琥珀色。美しい熟成香と香ばしいアーモンドの香りが複雑でエレガント。味わいは、程よい甘さと心地よい凝縮感があり、12年熟成ながらもまだ新鮮味が残っていて飲みやすさがある。ヴィン・サントの初心者にもお勧めですし、レストランでも使い易いでしょう。

 
トスカーナ州北部で最大規模を誇る生産者協同組合。特にフィオレンティーナ地域では、最大の生産者となりキアンティ・クラッシコだけで組合員数は150軒にも及びます。生産地域は広大でトスカーナの銘醸地と呼ばれる産地に組合員の畑が点在しています。一度に大量の良質なブドウを収獲できるため、毎年選りすぐりの原料ブドウを選ぶことができ、厳格な品質基準を維持することが可能になっています。
 キアンティ・クラッシコに於いては、産地を代表する銘柄『クレメンテZ』を生産し、重要なクリュを3カ所も所有しています。生産量の殆どがイタリア国内で消費され、またフィレンツェを中心に多く流通していることから、まさにフィレンツェ市民に愛される地元を代表する一大ブランドとなっています。
 

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