WineList 【 i-5400 】

 

 

 

プーリア州はイタリアを長靴に例えるとちょうど踵に当たる部分に位置し、昔ながらの土着の固有品種で造られるワインが多いところです。

作家、大岡玲氏は「ワインという物語」の中の対談で、

土着の古代品種にはものすごくパワーを感じます。メルローとかカベルネ・ソーヴィニォンだけがワインじゃない! 確かにむこうには高貴なものが感じられますが、京都でいえばお公家さんみたいなもの。
でも最近僕は、猥雑で下世話なほうが良くなった。日本人は概して、磨いた味が好きですよね。でも磨かないからいいんだと思う。

と語っております。

言い得て妙があります。最近の南部イタリアや島部のワインにスポットが当てられ始ったのは、「きれいだけでは面白味に欠ける」と、個性を求める人が多くなったからかもしれません。


コンティ・ツェッカ、カンタルピ リゼルヴァ
サリーチェ・サレンティーノ 赤

Conti Zecca. 2007 Cantalpi Reserva
Salice Salento D.O.C


産地 : イタリア、プーリア州(16)、サリーチェ・サレンティーノDOC
生産者 : コンティ・ツェッカ社
畑 : カンタルピ(エステイト)畑
品種 ネグロ・アマーロ80%、マルヴァージア・ネーラ20%
植栽密度 : 4,500〜5,000本/ha
単位収穫量 : 8t/ha
醸造・熟成 : ステンレス・タンクで12日間発酵。オーク樽熟成 12ヶ月(3,000L)
アルコール度 : 13.9%
容量 : 750 ml
年間平均生産量 : 84,000本
タイプ : 赤ワイン。 フルボディ
引用温度 : 18〜20℃
栓 : コルク栓
受賞歴 : 2007Vnt: ジャパン・ワインチャレンジ2010でブロンズ・メダル

 

  
カンタルピ・エステイト

ギリシア、トルコ、アラブ、アルバニア。いろいろな人種が入り混ざり独特の文化を生み出したプーリア州。古代フェニキアの時代からワインが造られてきた歴史のある土地。ここ、プーリア州サレント半島に昔から公爵家として門を構える「ゼッカ・ファミリー」。500年にわたるワインづくりの歴史をもち、古くからフランスやイギリスとの貿易を行ってきた由緒あるワイナリーです。
現在のワイナリーは、より高い品質のワインづくりを目指し、アルチビアーデ・ゼッカにより1935年に設立されたもの。所有する4つのエステイト(
カンタルピ、サラセーノ、ドンナ・マルツィア、サント・ステファーノ)の畑の土壌を徹底的に分析し、それぞれの土地に最適な葡萄を栽培。自社で収穫された葡萄のみを使用し、プリミティーヴォ、ネグラマーロといった南の地ならではの土着品種の魅力を最大限に生かし、機械化のプロセスを理想的に取り入れ、コスト・パフォーマンスに優れた、高品質のワインづくりを行っています。
大量消費ワインの生産地から高品質のプレミアムワインを産み出す地域へと着実に変貌を遂げつつあるプーリアにおいて、コンティ・ゼッカはまさに次世代のリーダーとなる存在。1998年から6年連続でトレビッキエーリ取り続ける、フラッグ・シップの「ネロ - NERO - 」が、そのことを何よりも証明してくれます。


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