WineList 【 i-5110 】

林茂氏推薦ワイナリー“カポヴェルソ”が造る
お得なモンテプルチアーノ


カポヴェルソ
ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ

Capoverso
2009 Rosso di Montepulciano


産地 : イタリア、トスカーナ州()、モンテプルチアーノ地区
格付け : ロッソ・ディ・モンテプルチアーノDOC
生産者 : カポヴェルソ社
オーナー : アドリアーナ・アヴィニョネージ女史
ブドウ品種 : サンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ80%
平均樹齢 : 10〜15年
収穫 : 9月下旬から10月上旬。手摘み収穫
醸造・熟成 : 徐梗、圧搾後マセレーションは15〜18日。5〜6か月間ステンレスタンクで熟成させ、その後4ヵ月の瓶内熟成を経て出荷
アルコール度 : 13.0%
容量 : 750ml
生産本数 : 24,000本
タイプ : 赤ワイン。 フルボディ
受賞履歴 :
  ガンベロロッソ: ドゥエ・ビッキエーリ(06)
  ドゥエミラヴィーニ: トレ・グラッポリ(06)

明るいルビーレッド色。すみれの花のブーケが広がり、バランスのとれた、フルーティかつ程良い辛口のワイン(インポーターリリースシートより)

カポヴェルソ Capoverso

トスカーナ州南部、モンテプルチアーノに位置するカポヴェルソ社はアヴィニョネージ家が経営しております。アヴィニョネージ家は16世紀前半より、この土地でワイン造りを行ってきました。現オーナーはアドリアーナ・アヴィニョネージ女史。彼女は大学卒業後、この歴史あるカンティーナを受け継ぎ、デザイン会社の経営を経て、新しい技術を取り入れながら、ワイン造りに専念しています。自社畑約12ha所有し、72,000本のワインを生産しています。(林茂氏監修ワイナリー)

 

アヴィニョネージ Avignonesi

アヴィニョネージっていうと「モンテプルチアーノの改革者」との枕言葉がつくほど今のモンテプルチアーノにとって欠かせない存在なのですが、ではどこが、何が「改革者」としての存在なのかというと・・・、
早くからトスカーナで同じDOCGに認定されたワインの中で、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、キャンティとヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノの3つあるのですが、このモンテプルチアーノは知名度の点でキャンティに及ばず、クオリティでモンタルチーのに遅れをとっていました。
それは、質への転換が遅れたこともありますが、キャンティがそうであったように同じDOCGでもメーカーによる質の差があまりにも大きかった。多くの品種が認可され、その中に飲みやすくするという理由で白ブドウの混醸も認められていました。この白ブドウの使用の如何が、メーカー間の大きなバラツキを生み出していたのです。
アヴィニョネージ家の娘と結婚したエットーレ・ファルヴォが、まず行ったのは、畑の整備、それと平行して品種の見直し。ここで白ブドウの混醸をきっぱりと止めたのです(現在のブドウ品種はサンジョベーゼのクーロンで地元でブルニョーロ・ジェンティーレ80%、カナイオーロ・ネロ15%、マンモーロ5%)。そしてバリックを採用したのです。これに国際マーケットは反応し、アヴィニョネージの名声は高まり、モンテプルチアーノが初めてDOCGだという証を見せたのでした。それはヴィーノ・ノビレ(高貴なワイン)と呼ばれるワインにふさわしいものだった。
以来、格にふさわしいモンテプルチアーノを造ろうとする後続者達の目標となったのです。
エットーレはこれだけにとどまらず、国際品種を使ったワインにも果敢に 挑戦をはじめています。

アヴィニョネージはアヴィニョン人を意味するそうで、一時アヴィニョンに移されていたローマ法王庁がヴァチカンに戻る際、現地からつれてきた貴族を指す名称で、その末裔が興したカンティーナです。

 

ご注文は【訪問販売法に基づく表記】をお読みの上、メール・FAXでお願いします。