WineList 【 i-4205 】

4人のプロフェッショナルのコラボで誕生した
Cru Chare

クリュ・チャーレは、経験豊かな2人のエノロゴ、クリスチャン・パタピエル・パオロ・シルヒを中心に、グラヴネールやロンコ・デル・ニエミツの栽培責任者であるマルコ・シモニ、そしてワイン商のグラウコ・ラヴェッロの4人のプロフェッショナルにより結成されたワイナリーである。

醸造責任者であるクリスチャンは、ミアーニのエンツォ・ポントーニと親交が深く、フリウリにネコティウム社を構えて自らワインを手掛ける一方、イタリア各地の優れた生産者を発掘する敏腕エージェントとしても知られている。畑の世話を受けもつピエル・パオロは、ガヤのコンサルタントを務める等、フリウリ内外で活躍するエノロゴであり、彼の兄弟のルカ・シルヒもまた、クリスチャンとともにクル・チャーレの醸造に携わっている。



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クリュ チャーレ
チエラ 2012 シャルドネ
フリウリ・コッリ・オリエンタル 白

Cru Chare
" C'era " 2012 Chardonnay
Friuli Colli Orientali D.O.C


産地 : イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
生産者 : クリュ・チャーレ
醸造責任者 : ルカ・シルヒ、クリスチャン・パタ
品種 : シャルドネ100%
醸造 : アルコール発酵は樽にて。新樽率は年によって異なる。バトナージュを行う。マロラクティック発酵は自然に任せるため、シャルドネでは毎年マロラクティック発酵が起こる。最初の年は樽にて澱とともに熟成(9〜10か月)させ、さらに1年やはり澱とともにステンレスタンクで熟成させる。ノン・フィルター・ボトリング。
アルコール度 : 14%
容量 : 750ml
タイプ : 白ワイン。柔らかい酸、重量感ある辛口

2007年まで醸造はシルヒのセラーにて行われていたが、2009年よりロンコ・デル・ニェミツのセラーが使われている。畑とセラーの距離が近くなったため、これもまたクオリティの更なる向上につながっている。

 

 
 

「昔」というノスタルジックなキュヴェ名が表す通り、クリュ・チャーレ発足時のとろりとした果実の熟度を持つスタイルを現在のクリスチャンの感性で再現した復刻版シャルドネ。

通常のシャルドネとは異なるロザッツォの古樹の区画で育つ熟度の高いブドウを使用し、より長くオーク樽で熟成。

グリルしたナッツの香ばしさに続き、桃やアプリコットの豊かな香りが立ち昇る。重量感ある実直な味わい。

 

優れたポテンシャルを秘めているにもかかわらず、放置されたままの数々の畑を目にしたこの専門家達が、フリウリのテロワールの可能性を実証すべく、1997年にたった5樽のシャルドネからこの新しいプロジェクトはスタートした。畑はコッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ地区に位置しており、グランクリュとも言えるロザッツォ、同じく偉大で大らかなブットリオ、晩熟の地サン・マウロ等からのブドウが用いられる。収量は厳しく制限され、発酵にはフレンチオークの2年樽と3年樽を使用。二酸化硫黄の使用を極力抑えるため、ワインと澱を長期間接触させる等の工夫を凝らしている。

経験を重ねるごとに、「フリウリの多様なテロワールの個性を表現するためには、どのテロワールにどのブドウ品種が最適か、つまりどのブドウをどこで育てるかが重要だと学んだ」というクリスチャン。何ら制約に縛られない彼らのワインは、独自の『フリウリらしさ』の表現を求めて進化を続けている。現在も総生産本数が1万本に満たないため、ほとんど市場に出回ることはなく、またメディアへの露出も行っていないため、現地以外ではほとんど見かけることのない稀少なワインである。

 

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