フォントディ、ヴィンサント 
         
         デル・キャンティ クラシコ 375ml
         
         
         Fontodi. VINSANTO 
         
         del Chianti Classico 2004 375ml DOC
         
         
         
          
         
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                     - 産地
                     : イタリア、トスカーナ州キャンティ・クラシコ地域
 
                     
                     アペラシオン : ヴィンサント・デル・キャンティ・クラシコDOC  
                     
                     生産者 :
                     ジョヴァンニ・マネッティ氏 
                     
                     エノロゴ : フランコ・ベルナベイ氏 
                     
                     ブドウ品種 : マルヴァジア、
                     サンジョヴェーゼ・グロッソ 
                     
                     栽培 :   有機栽培 
                     
                     醸造 : 葡萄はわらの上で5ヶ月間自然乾燥させ、優しくプレスされます。発酵と熟成は小さい樽(50−100リットル)で6年間行われます。 
                     
                     年間平均生産量 : 本 
                     
                     アルコール度 : 12.5% 
                     
                     容量 : 750ml 
                     
                     タイプ : 赤ワイン。甘口 
                     
                     標準小売価格 :  
                     
                  
                    
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          評価 : ★パーカーポイント96点 ワイン・アドヴォケート208号 2013年8月 
         
         比喩的にも、文字通りにも甘い特徴のある2004ヴィンサント・デル・キアンティ・クラシコはワインの豪華さと美しさのピュアな化身である。
         ワインは始めから最後まで、間違いなく素晴らしい。
         磨いた栗の殻のような深い茶色で、鮮やかな琥珀色に輝く。
         濃密で粘度が高く、グラスの表面にメープルシロップのように優しくゆっくりと滑らかに動く。
         ブーケは忘れることが出来ないほどで、蜂蜜、ブラウン・シュガー、炙ったナッツ、ラム・ケーキ、ヴァニラ、白トリュフ、砂糖漬けのアプリコット締まったパイプ煙草が、記憶の中にしっかりと刻み込まれる。 
         
         50%ずつのサンジョヴェーゼとマルヴァジアのブレンド。このワインは飲むのではなく、すするように、少しずつ一滴ごと味わうものだ。
         飲み頃:2015−2040年
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            - フォントディはキアンティ・クラシコの中心に位置していて、まさにパンザノの町の南側にある村です。
            そして円形劇場の形のため、コンカドーロ(金の貝殻)と呼ばれています。
            卓越した個性のある「テロワール」は高い標高、石灰、粘土、片岩質の土壌、豊富な日照量
            。そして昼と夜の著しい気温差があり、暖かくて乾燥しているといった素晴らしいミクロ・クリマのおかげで、伝統的な高級ワイン栽培地として有名です。
            
            
   
          
         
           
         
          
         
          
         
         
            
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                    ◆フィントディとキャンティ
               
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                     - イタリアの二大ワイン産地、ピエモンテとトスカーナ。前者の代表的なワインをバローロ、バルバレスコとすれば、後者はブルネッロ・ディ・モンタルチーノとキアンティ。
 
                     
                     キアンティはつい最近までほとんど輸出市場に出回らなかったイタリア・ワインの中で、唯一、世界中に知られているものでした。キアンティと聞くと、藁に包まれたフラスコ形の瓶を思い浮かべるでしょう。今から20年ぐらい前までは、日本やアメリカでもスパゲッティやピザを食べるとき、このキアンティがつきものでした。しかし、それは、雑多なブドウ品種をいくつもブレンドし、白ワインさえ加えてつくられた、非常に質の悪いワインでした。イタリアのワインの品質管理に関する法律ではキアンティは最高級のDOCGワインですが、かつてはその製法として、何種類ものブドウをブレンドすること、白ワインを一定量加えることが義務づけられていました。世界中に、大量に、安価に供給する必要があったからでしょう。また、トスカーナの主要品種であるサンジョヴェーゼだけでは、良いワインはつくれないとの固定観念もあったようです。 
                     
                     これに反旗をひるがえしたのが、1968年に設立されたフォントディです。ルネサンス期以来の瓦職人の家系に生まれ育ったマネッティ兄弟は、サンジョヴェーゼ100%でもおいしいキアンティがつくれるはずだと考え、実際、その通りのものを生み出しました。しかし、これを公表すれば法律違反となり、キアンティとして認められないため、しばらくは製法を内密にしていました。やがて、彼らに追随する者が現れ、サンジョヴェーゼ100%のワいンが公然と出回るようになりました。 
                     
                     そして1996年法律が改正され、サンジョヴェーゼ100%のワインもキアンティと認められるようになったのです。
                     
                      -  
                     
                     
 - ワイン・スペクテイター1999年11月号で、ジョヴァンニ・マネッティは「フォントディのつくるワインがイタリア最良のワインであることは明白だ。私はサンジョヴェーゼを信じている。カベルネやメルロは世界中どこでだってつくれる。でもサンジョヴェーゼは特別なんだ。それはトスカーナのためだけのものだから。」
                     と語っています。そのイタリア最良の生産者の、最高キュヴェがこのフラッチャネッロです。
                  
                  
  
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