WineList 【 i-320 】
DOCコッリ・オリエンターリ・デル・フリウリの北部、フリウリの『グランクリュ』ポヴォレットにて長らくブドウ栽培に携わってきたジャンニ・デルファブロが1992年より醸造・元詰めを開始したワイナリー。 その情熱に共感したロンコ・デル・ニエミツがセラーを貸し、ミアーニのエンツォ・ポントーニもアドバイスを行う等、偉大なフリウリの生産者達が助力を惜しまない彼のワインには、パーカーも『非常に将来有望』と期待を寄せている。
DOCコッリ・オリエンターリ・デル・フリウリの北部、フリウリの『グランクリュ』ポヴォレットにて長らくブドウ栽培に携わってきたジャンニ・デルファブロが1992年より醸造・元詰めを開始したワイナリー。
その情熱に共感したロンコ・デル・ニエミツがセラーを貸し、ミアーニのエンツォ・ポントーニもアドバイスを行う等、偉大なフリウリの生産者達が助力を惜しまない彼のワインには、パーカーも『非常に将来有望』と期待を寄せている。
“フリウリの宝石”とさえ形容されるピコリットのワインです。70%の品種割合ですが、ピコリットの個性が存分に堪能できます。 明るいべっ甲色。オレンジや黄桃のコンポート。芳香が大変強く、コクがあり濃厚。 素晴らしく凝縮された味わいは、1滴で口中を満足させてくれ、口から鼻腔へと七色の採光となって広がりをみせてくれます。
現当主のジャンニ・デル・ファブロ氏は、父親が元々所有していた畑で1992年からワイン造りを始めた。デル・ファブロ氏のワインにかける情熱は大きく、良いブドウを作る為にはお金や労力をいとわず試行錯誤を繰り返してきた。場所はコッリ・オリエンタリ・デル・フリウリの北部ベラゾイアのポヴォレット村に位置し、畑は周辺に点在している。土壌はシスト、クレイが多目の石灰土壌で、非常にミネラル感が高くフレッシュなワインが産み出される。 ワイナリーは非常に小さく、まさにガレージワインと呼ぶにふさわしい。セラーはワイナリー地下にあり、赤ワインの樽が保管されている。また、白ワインの熟成はロンコ・デル・ニエミツのセラーで行われる。レフォスコのポテンシャルが高く、今後はレフォスコを中心としたワインを造っていくということだが、メルローの出来栄えも素晴らしい。全体で20hl/ha以下という恐ろしい低収量のため総生産本数は少なく、日本で口にすること自体が奇跡である。
現在は新しい畑を購入して、レフォスコとソーヴィニョン・ブランを植え、生産量も徐々に増やしつつある。また、この地域はイタリアの甘口のグラン・クリュとも呼ばれる地域であり、甘口にも力を注いでいる。2002年頃からようやく納得のいく出来栄えになり、そんな姿に同感した友人であるミアーニのエンツォ・ポントーニ氏が栽培や醸造を手伝い、指導を行うようになった。そして2007年のヴェロネッリ誌では初登場で高得点を叩き出し、甘口のマテックはイル・ソーレを獲得した。