産地　：　イタリア、ピエモンテ州、
格付け ： ランゲ・ネッビオーロ D.O.C
生産者　：　バルバレスコ生産者組合
ブドウ品種　：　ネッビオーロ １００％
醸造　：　ステンレスタンクにて30度で行われ、7日間果皮とともに醸す。
熟成　：　オークの大樽で約6ヶ月。
アルコール度　：　１３．５％
総生産量　：　60000本（5000ケース）
容量　：　７５０ml
タイプ　：　赤ワイン、ミディアム〜フルボディ
希望小売価格　：　\3,150.
Ｐ．Ｐ．　：　８７点(2010Vnt)

日本にはランゲがDOCに認定される以前からインポートされているので、馴染み深いワインの一つで、厳格な品質基準を設定することで、近年のこのワインの安定感への評価は高い。

外観は明るめのルビー色で、エッジは少しオレンジがかっている。土、またはジビエのような香りと共に、チェリー、アニスシード、バラなどの香りが表れる。強い酸味と、硬く渋いタンニンを伴い、ミディアムからフルボディーの腰。長いフィニッシュ。

　　　

プロデュットーリ・バルバレスコ（バルバレスコ生産者協同組合）はバルバレスコ村のブドウ生産者の半数が組合員となる協同組合で、組合員が造るブドウをもとにワインを生産している。この協同組合は品質重視をモットーに掲げ、厳しいブドウの品質基準を設定している。最良の出来のブドウのみが納入を許され、少しでも基準から外れると受け付けてもらえない。収穫したブドウは小さなカゴに入れて運ぶなどその取り扱いにも厳格な指定がなされている。こういった厳しい取り決めが協同組合でありながら高品質のワインを造り出し、世界でも最も優れた協同組合の一つといわれている。
　また、もう一つこのワイナリーの評価を高めている点に、クリュ名ワインシリーズの存在があげられる。優良な畑で生産されるブドウは最初から分けられ、リゼルヴァとして、クリュ名を名乗ってボトリングされる。クリュの違いを知るにも最適なシリーズでもあり、最高のワインを造りだすこのワイナリーのワインに対するこだわりも表している。
　伝統的なピエモンテの品種ネッビオーロから造られるこのワインは、スパイスとフルーツ感の凝縮された複雑な風味があり、偉大なワインを造る要素となるタンニン、酸、果汁エキスの独特なコンビネーションが表現されていて、すばらしい味わいのワインに仕上がっている。