WineList 【 i-2461 】
<トラミン>「いくら薦めても薦め足りない」―イタリアワインの権威アントニオ・ガローニが絶賛する、アルト・アディジェで最も古い協同組合のひとつ。アルプスのふもと、カルダーロ湖を望む標高250-700mに畑を持ち、山の冷涼な気品を活かした透明感と気品あふれる上質なワインを生み出しています。 ガンベロロッソで年間最優秀醸造家に選ばれた敏腕エノロゴ、ヴィリー・シュトゥルツが、ブドウ本来のポテンシャルをクリーンに引き出すトラミンは、アルト・アディジェの魅力を表現する最高のワイナリーです。
産地 : トレンテイーノ・アルト・アデシージェ州(5) トラミーノ村。アルト・アーディジェDOC 畑 : ウンターエブナー畑(海抜400〜600m。85%は南東向き、15%は南向き) 生産者 : トラミン社 エノロゴ : ヴィリー・シュトルツ氏 ブドウ品種 : ピノ・グリージョ 樹齢 : 10〜30年 単位収穫量 : 45hl/ha 醸造 : 収穫後、ブドウが傷まないように、一段しか入らないられない小さなカゴでセラーへ運ばれる。発酵はステンレスタンク、熟成は大樽とバリックで15ヶ月。 アルコール度 : 14% 容量 : 750ml タイプ : 白ワイン。 辛口
畑は海抜約450mの南東向き斜面にあり、理想的な風通し。砂糖漬けのレモンピール、桃のコンポートなどの豊かな香りに、クリームやバニラの甘いニュアンス。果実に満ちた味わいに、酸とミネラルの背骨が透明感とフレッシュさを与えている。
ケラーライ・トラミンは、オーストリアの下院議員であったクリスチャン・スロット代議士によって1898年に設立された協同組合で、現在280もの加盟員がおり、230haの畑を管理している。州都ボルザーノの西北テルメーノにカンティーナがあり、畑はその周辺のエーニャ、モンターニャ、オラに位置している。畑の標高は250〜700mの間で、品種の個性を見事なまでに表現する様々な土壌を有している。カルダーロ湖を望む冷涼な地域だが、特に季節間や日夜の著しい気温差が 、透明感のある酸を育み、上質で気品ある味わいを生み出す。 醸造責任者のヴィリー・シュテュルツ氏は2004年に『ガンベロ・ロッソ』にて年間最優秀醸造家賞を受賞。一段しかぶどうを入れられない収穫カゴを採用するなど細部にこだわり、スタンダード・キュヴェから上級キュヴェまで高い品質を保っている。ゲヴュルツトラミネールから造られるヌスバウマーはイタリア3大ゲヴュルツの1つに挙げられ、毎年のようにトレビッキエリを取り続けている。巨大な組織のワインであるのに、これほどまでにクリーンで美しいワインを造ることが出来るのは、長年のこの土地に対する熟知の結果であり、トラミンが造りあげるワインの完成度には感服するしかない。