パッシメントとは、"アパッシメント"と呼ばれる製法の名前に由来するもので、丁寧に摘み取ったブドウを細竹で作られた"すのこ"を底に敷いた木の箱に並べ、通気性のある場所で収穫から約1ヶ月間注意深く寝かせます(右図)。陰干しの間はずっと、温度・湿度・重さなどをチェックしながらブドウの乾燥状態を見守り、最終的に、ブドウの中の水分は30%減少し、それに比例して糖分が上昇し、濃縮感の高いブドウとなります。この製法は、有名なイタリアワイン「アマローネ」等でも取り入れられている方法です。それぞれのブドウをステンレスタンクにて発酵させた後、1年使用のオーク樽にて3ヶ月間熟成させ最後にブレンドを行います。
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