イタリアワイン界の重鎮でロエロ・アルネイスのお手本と崇められるワイン。白い花、セージ、など複雑なアロマ。ボディはやや細身だが、ミネラルの厚み、凝縮感のバランスが優れている
かって、DO.ロエロといえば、ネッビオーロにアルネイスを混ぜて造る軽いタイプの赤ワインがほとんどで、品種単一での白ワインはほとんど忘れられた存在でした。
アルネイスという品種はイタリア固有の品種ながら、しばらくブレンド意外で忘れ去られていた存在だったのです。
日本でもピエモンテのワインとしてリストアップされるのは、かの有名な赤ばかりです。
しかし、このアルネイスの復活に力を注いだのがバローロやバルバレスコで名を馳せたブルーノ・ジャコーサでした。
ジャコーザの尽力と努力で、いまではロエロ・アルネイスはDOCGにまでのぼりつめ、ピエモンテを代表する白ワインになったのです。
- ブルーノ・ジャコーザは自分ではほとんどブドウを栽培せず、大半が契約農家からの買い入れでまかなっています。また発酵後の熟成にも、小樽は使わないといいます。よくガイヤと比較対象されるライバルですが、ブドウ造り・熟成の樽の使用方法をみても正反対のようです。
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