マルティン・シュタイマン氏。
彼は「私はつねに自分が将来ワインメーカーになることを知っていた」、「ワインに携わるということを特別意識して決断した訳でもなく、ただ他の事をしたいと思ったことがない」と語ります。
マルティン氏はフランケン地方では珍しく数多くの品種を栽培していますが、それは子供の頃の感動がもとになっています。4歳のある日、父親がひと口飲ませてくれたリースリング トロッケンベーレンアウスレーゼの1976年。類い稀な偉大なヴィンテージであるこの年のワインは、4歳の子供をも虜にしました。今でもあの日の感動を鮮明に覚えており、その火は消えることなくモチベーションになっているのです。
ゾンマーハウゼン最古の畑という記録が残っているほど歴史ある畑を所有。
この地方はリヒテン-シュペックフェルト領として、オランダ系の貴族リヒテン-リンブルク家により統治されてきました。18世紀にシュタイマン家がリンブルク家のエステイトの管理を始め、後に同家の断絶を経て、城、畑ともに、正式にシュタイマン家が購入することになりました。
フランケンでも3本の指に入る、と言われるマルティン・シュタイマン氏のシュロス・ゾンマーハウゼン。ドイツのワインガイド「アイヒェルマン」で4つ星を獲得しています。
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