フランケンのワイン

ランダースアッカー葡萄栽培者組合
ランダースアッカー、エーヴィッツ・レーベン
ミュラートルゥガウ
カビネット ハルプトロッケン

Randersacker Winzergenossenchaft
Randersacker Ewig Leben
1996 Muller-Thurugau
Kabinett Harptrocken

産地　：　フランケン地域
生産者　：　ランダースアッカー葡萄栽培者組合
ブドウ品種　：　ミュラー・トゥルガゥ
アルコール度 ： 10.5％

ドイツ、フランケンのミュラートゥルガウ種で造られた中辛口の白ワイン。ランダースアッカー葡萄生産者組合のワイン。つまり日本でいう農協ブランドですから、価格は大変お得になっております。中辛口。
ヴュルツブルグでのフランケンワイン品評会、銅メダル。
ラベルのどこにも「ハルプトロッケン」の記載がない？？
問い合わせたところ、もう１点同時輸入された「トロッケン」の方にも記載はないが、インボイスには記されてあるし、テーストの結果間違いなさそう・・・とのこと。私もまだ試していません。

試しました。確かにハルプトロッケン。想像するに、残糖14g/L〜17/L位かな？アルコール度から見ても納得です。フランケンの土味をミュラー・トゥルガウのやさしさがうまく包みこんでくれたようで、優しい。現代的。

土味：「 どみ 」 と発音してください。ドイツワインの権威で十字勲章を授与された古賀守先生のフランケンワインに対する味わいの総称で、これがあるべきトラデショナルなフランケンワインの味筋だそうです。特にこの味わいを求めると、ブドウ品種はシルバーナーに止めを刺すようです。フレッシュ＆フルーティとは異なるもので、ドイツワインの中でもラインガウでもモーゼルでも表現できない孤高の味の世界。それがフランケンの土壌が醸す「土味＝どみ」です。