オットー・パウリ家のリースリング

オットー・パウリ
グラッヒャー・ヒンネルライヒ
リースリング　シュペートレーゼ

Otto Pauly
Graacher Himmelreich
1992 Riesling Spatlese

産地 ： ドイツ、モーゼル・ザール・ルーヴァ地域、グラッハ村、
等級 ： シュペートレーゼ
生産者 ： オットー・パウリ家
ブドウ品種 ： リースリング
アルコール度 ： ８．５％

モーゼル河中流域のグラッハ村にあるヒンメルライヒ（天国）と呼ばれる単一畑産のリースリングワイン。
格付けはシュペートレーゼと充分完熟したブドウから造られています。正確な分析値はわかりませんが、飲んだ感じでは、残留糖分は４５g／L〜５５g／L くらいはありそうです。ドイツワインとしてはやや甘口から甘口に分類される感じ。

ハチミツ、ストロー、きんぽうげの花などに例えられる香りはリースリングの特徴です。モーゼルの輝くような酸が甘味をつつんで、味わいに深みをもたらしてくれます。ワインそのものがオイシイので充分冷してお召しあがりください。
1994年ラインランド・ファルツ州銀賞受賞酒

オットー・パウリ

　オットー・パウリ家は、ドイツ・モーゼル河中流にあるグラーハ村を中心に３５０年を越える歴史のあるワイン造りの名門。現在近隣の村々、ベルンカステル、ヴェーレン、ケスチンなどに４ヘクタールのワイン畑を所有しています。

ワイン造りの主な特徴として、栽培面では除草や収穫は全く手作業でおこない、果房は小さく剪定し少量でも密度が高く質の良い葡萄を収穫します。醸造面ではバルン式の圧搾機で軽めに潰し、タンニンの少ないきれいな果汁を得ます。その他小樽を使っての醸造や発酵後３〜４ヶ月間自然酵母と一緒におくことにより、酸にまるみをもたせ、香りと色調を整えます。濾過後、瓶詰めは常温で行われます。伝統と近代化を結び付けたファミリー蔵です。