Alfred Gratien
アルフレッド・グラシアン
1864年創業、エペルネに本拠を置き年間約25万本を生産している小さなメゾンでクリュッグとは姻戚関係にあたります。小規模ながら非常に高品質なシャンパン造りをしていることで本国フランスでは絶大な人気を誇っております。
◎ブドウの産地
アルフレッド
グラシアンではメゾンから目の行き届く範囲に位置する契約栽培農家からブドウを買い付けております。中には5世代にも渡って付き合いのある契約農家もあります。
・シャルドネ → コート デ ブラン
(メニル・スール・オジェ、アヴィーズ、ヴェルティース他)
・ピノ ノワール → モンターニュ ド ランス
(ブージー、ルドゥ)
・ピノ ムニエ → ヴァレ ド ラ マルヌの東部
(ダムリィ、ルイユ・シュール・マルヌ他)
◎伝統を守るこだわりの製法
そして運び込まれたブドウはセラー・マスターのジャン・ピエール・ジェジェールによってこだわりのシャンパーニュへと生まれ変わります。現在は息子のニコラ(写真・左)と共に仕事を行っており実に4世代に渡って、この一家でグラシアンの伝統と味を守りつづけております。
また「全てのキュヴェは228リットルのオーク樽にて一時醗酵を行っています。
それを行っているのはクリュッグ等の限られた生産者だけ」です。
グラシアンでは強い樽の風味を嫌い現在はシャブリの生産者から4年樽を仕入れております。規定ではノン・ヴィンテージの最低瓶熟期間を15ヶ月以上と義務付けられておりますがグラシアンではノーマルキュヴェですら最低4〜5年の瓶熟を行います。
そしてマロラクティック醗酵を一切行わないのも特徴です。マロラクティック醗酵を行わない為、長い瓶熟期間を経てもフレッシュさが感じられる味わいとなっております。
現在、ほとんどのシャンパン・メーカーが動瓶(ルミアージュ)は回転式の機械にて行いますがグラシアンでは毎日毎日、手作業で1本1本動瓶を行うのもこだわりのシャンパーニュと呼ばれる所以です。
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