シャプティエが経営する別ブランド

le Meal

産地 ： フランス、コート・デュ・ローヌ地方北部、エルミタージュAC
生産者 ： フェラトン社（シャプティエ社）
畑　：　 コート・デュ・ローヌ北部、エルミタージュ地区、ル・メアル畑。
土壌　：　　粘土と砂から構成される粘土土壌
ブドウ品種 ： シラー１００％（樹齢３０年以上）
醸造　：　果梗を全てはずし、コンクリートタンクにて約4週間。 ピジャージュとルモンタージュを行いながらマセラシオン。フレンチオーク（新樽率30〜50％）にて14〜18ヶ月熟成。
年間生産量　：　４，２８４本
アルコール度： １３．５度
容量　：　７５０ml
タイプ　：　赤ワイン。　フルボディ
希望小売価格　：　￥１８，９００．
ビオデナミ

[インポーターのテイスティング・ノート]
一般的にタンニンが豊富で長熟向きなワインが産み出されると言われているル・メアルの畑ですが、フェラトンのル・メアルはその長い熟成を約束する豊富なタンニンや酸を備えながらも比較的近寄りやすく現時点でも抜栓後から時間を掛ければお楽しみ頂けます。グラスに注いだ当初は赤い果物のニュアンスが広がり時間の経過と共に幾種ものフルーツ(特に黒色系果実)を集めたかの様な圧倒的な芳香が広がります。濃いエキス分はあるものの、柔らかい酸が味わいの輪郭を形成しバランスがよく、全体的な印象としてはエレガント。口の中でも黒色系果実のアロマや東洋系のスパイス、ラベンダー黒胡椒の風味が広がり1分以上にも渡る長い余韻。
『ローヌのグラン・ヴァンとして説得力』を存分過ぎる程にお楽しみ頂けます。

　

[ル・メアルの特徴と参考評価]
ロバート・パーカーの言葉を借りると
『まさに注目すべきワインではあるがシャプティエが力量を見せるには 8〜10年を要する。"忍耐"はシャプティエを楽しむ際のルールである。』と言われるシャプティエの中においては『外交的』と呼ばれる"ル・メアル"。
理想的な斜面の向きで丘陵の最も完璧な部分とも呼ばれており赤・白ともに際立ったバランスと複雑さをもつワインが生み出されると言われております。熱を吸収する小礫が多く見られ、、分解された花崗岩と砂岩の表土はワインにフィネスを与えております。
エルミタージュでは最も高価な価格で取引されるシャーヴのカトランもこの「ル・メアル」の区画から収穫されたシラーをブレンドしている事からも如何にこの畑が優れているかがお解り頂けるかと思います。

この"ル・メアル"の区画の一部をフェラトンも所有しておりシャプティエ社の指導のもとシャプティエ同様にビオ・ディナミにて農作業が行われております。M.シャプティエはこの"ル・メアル"の畑から産み出される<Ermitage Le Meal(エルミタージュ・ル・メアル)>を『エルミタージュのラッフィト・ロートシルト』とよんでおります。

　

[Wine Advocate #175 Feb 2008よりロバート・パーカーのコメント抜粋]
　　
エルミタージュ・ル・メアル2005は斜面の中段から上段にかけての有名な区画からは357ケースが産み出される。
フェラトンの素晴らしい傑作は、縁が濃い紫がかっており甘くスモーキーなブラック・カラントの香りに血やタプナードトリュフ、スパイスボックスが入り混じる。2005年は力強く華やかで豊かだが驚くほどに近づきやすい。私は素晴らしい日にこのワインを手に取るだろう。なぜならタンニンがありながらも攻撃的ではないからだ。少なくともあと20〜25年は進化し続けるだろう。

　

[当ヴィンテージ その他参考評価抜粋]
☆ワイン・スペクテーター：94点獲得
☆ベタンヌ＆デュソーヴ：18/20点
☆ステファン・タンザー(インターナショナル・ワイン・セラー)：90点+獲得
☆デキャンタ：最高評価5ツ星獲得
☆ギド・アシェット：2ッ星獲得＆一目惚れ賞獲得