Wine List 【 F-8310 】

2010年6月、日本初上陸!

悪魔のように濃厚で美味しい!
戦慄のパーカーポイント95点ワイン
In Fine

 

 

 

同ヴィンテージのギガル,シャーヴ,シャプティエ,グラムノンを越える圧倒的評価!
英『デカンター』誌も1ページ特集で大々的に掲載。
友人ドニ・モルテとギガルの薫陶を受けた超新星ドメーヌが
ルネ・ミュレ指導によるバイオダイナミックの手法で生み出した渾身のワイン


ドゥニーズ・デュケノワ(左)とジェラール・コンスタン夫妻

全ては亡きドニ・モルテの一言から始まった。
長年ドニ・モルテのワインを購入し続けていた無類のワイン愛好家ジェラール・コンスタンとドゥニーズ・デュケノワ夫妻は,ワイン好きが高じて2004年にベルギーからローヌに移住。2005ヴィンテージからAOCに昇格したヴァンソーブルでワイン造りを始めた。
翌年,師と仰ぎ,家族ぐるみの友人であるドニ・モルテを訪れ,初めて手掛けた2004年物を彼に試飲させると,
ドニ・モルテは「私のバリックを提供するから,それで熟成させたらどうか?」と提案してくれたのである。以来,コンスタン=デュケノワ夫妻はドニ・モルテのフラッグシップの1つである<ラヴォー・サン・ジャック>の熟成に使われたフランソワ・フレール社製のバリックで自身のワインを熟成させ,今は亡き不世出のスーパースターの魂を継承し続けている。
また,パーカーポイント100点満点を4度獲得したシャトーヌフ・デュ・パプのクロ・サン・ジャンを筆頭に,100点満点2回のレ・カイユ,1回のクロ・デュ・カイユ,同じく1回のサン・プレフェなど,南ローヌを本拠に40以上のドメーヌをコンサルタントしている「パーカーポイント800点満点」の天才醸造家フィリップ・カンビをコンサルタントに招聘。同時にアルザスのルネ・ミュレの指導を受けてバイオダイナミック農法にも取り組み始め,ドメーヌは短期間で劇的進化を遂げた。その必然的帰結がこの論評だ。

PP95点は同ヴィンテージのギガル,シャーヴ,シャプティエ,グラムノンを越える圧倒的評価である。
パーカーは
「真の超大作!目の覚めるようなワイン造りの成果!」と激賞している。


 

 

ドメーヌ・コンスタン=デュケノワ
イン・ファイン
ヴァンソーブル 赤

Domaine Constan-Duquesnoy
2007 In Fine
AOC Vinsobre, Rouge

産地 : フランス、コート・デュ・ローヌ地方、ACヴァンソーブル
生産者 : Dm コンスタン=デュケノワ
醸造家 : フィリップ・カンビ
品種 : グルナッシュ60%、シラー40% 
平均樹齢 : 30年
単位収穫量 : 25hl/ha
醸造・熟成 : 手摘みで収穫したブドウを厳格に選別し,100%除梗。発酵に先立ち,2日間低温マセレーションを施す。その後,温度管理機能付きのステンレス・タンクでアルコール発酵を行う。発酵温度は28度で,発酵期間は約28日。発酵期間中,1日1回のルモンタージュと5日に1回のデレスタージュを行う。櫂入れは行わない。発酵終了後,さらに10日間の果皮浸漬を実施。圧搾後,ドゥニ・モルテから譲り受けたフランソワ・フレール社製のバリック100%で,マロラクティック発酵と熟成を行う。熟成期間は,16ヶ月。アッサンブラージュは熟成終了後に実施。清澄は行わず,ごく軽く濾過を施して瓶詰め。瓶詰めは,収穫の翌々年の2月の間に,太陰暦に応じて行う。
アルコール度 : %
容量 : 750ml
生産量 : 4,200本
タイプ : 赤ワイン。 フルボディ
 ビオデナミ
評価 : パーカー95点(ワイン・アドヴォケイト181号/2009年2月号)

 

“イン・ファイン”は,ドメーヌのなかの選りすぐりのキュヴェで,「偉大なヴィンテージ」と呼べる最良昨年にしか造られない。
“イン・ファイン”とは英語で,「結局,つまり」という意味だが,「ジェラール・コンスタンのヴィニュロンとしての歩みの最終的結論を示すワイン」という意味を込めている。
深いルビー・レッドの色調に,スミレ色の反射。赤スグリや香辛料,そして微かにオークを思わせる香りがある。口中はハーモニーが取れ,果物の風味が感じられる。スパイシーなフィニッシュには,リコリスのノートがある。
サーヴィスは17-19度で。

 

 
『ワイン・アドヴォケイト181号/2009年2月号』掲載のコメント

・・・2007年のヴァンソブル“イン・ファイン”は,真の超大作で,私が今まで飲んだヴァンソブルのなかで,最も偉大なワインの1つだ。これは,樹齢12-60年のブドウ樹に由来するグルナッシュ60%とシラー40%のブレンドで,ブルゴーニュのバリックで16ヶ月熟成させている。マロラクティック発酵もブルゴーニュ式にバリックで行われている。
ワインは濃厚な紫の色調で,スミレやクレーム・ド・カシス,キルシュ,粉々になった岩,カンゾウなどの驚異的なブーケを発散する。
フル・ボディで恐ろしく凝縮されており,見事なほど長いフィニッシュ。これはヴァンソブルの新鋭ドメーヌの目の覚めるようなワイン造りの成果である。今後10年は十分に美味しく飲めるだろう。 
★95/100点(評価:2007VT)

 

   ドメーヌ・コンスタン=デュケノワ

ドメーヌ・コンスタン=デュケノワは,2004年7月に創設されたヴァンソブルの新興ドメーヌ。ジェラール・コンスタンは20年以上も前からワインに魅了されていたベルギーのワイン愛好家で,金融マンとして世界中を飛び回っていたが,ワイン造りの夢を捨てきれず,長年の夢を実現させるために夫人であるドゥニーズ・デュケノワとともにローヌに移住して,ドメーヌを興した。
ドメーヌはドローム/Drome県のヴァンソブル村の南,ニヨン寄りに位置する。ドメーヌの起源は100年以上前に創設されたドメーヌ・デ・ゾスロン/Domaine des Aussellonsのブドウ畑に由来する。ドメーヌ・レ・ゾスロンは,ヴィルデュー/Villedieuとヴァンソブルの村に合計25ヘクタールの畑を所有していたが,自宅のあるヴィルデューにある畑のみを残し,ヴァンソブルにある12ヘクタールの畑を売りに出していた。それを購入したのが,ジェラール・コンスタンだ。現在ジェラールは53歳。学生時代にプイィ・フュイッセのドメーヌで働いた経験を持つが,大学では(夫人のドゥニーズ・デュケノワとはそこで知り合った)経済学を専攻していたため,ドメーヌ創設の前にシュズ=ラ=リュスのワイン大学で栽培学と醸造学を修めた。その後,友人であるドゥニ・モルテとその家族,マルセル・ギガルの息子のフィリップ・ギガル,アルザスのルネ・ミュレと深く交流し,ワイン造りを究めていった。

畑は松林に囲まれた10ヘクタールと5ヘクタールの区画に分かれている。松林の自然の防壁がミストラルを和らげ,ブドウ畑を守る働きをしている。土壌は砂利が混じった粘土石灰質。非常に砂利が多く,活性石灰の割合が高く,ペーハーは8.2ヘクタールに達するアルカリ性。標高は250-400メートル。傾斜は20度。3/4のブドウ畑が丘陵の斜面に段々畑状に広がっている。向きはほぼすべての区画が南東で,標高と傾斜の関係で,ブドウの生育期に最良の太陽の光を受ける条件が整っている。
ヴァンソブルの年間平均降水量は790ミリメートル(ニューデリーの年間平均降水量と同じ)。ブドウの生育期である4-9月の間は390ミリメートルの降水量しかない。水分が欠乏するため,必然的にブドウ樹は水分を求めて地中深く根を伸ばし,地中のミネラルや養分を吸収する。7-9月にかけては気温が30度を超える日が月平均27日もある。この気候のおかげで,ヴァンソブルでは灰色カビ病やベト病が発生することがほとんどない。

ブドウ樹の平均樹齢は30年。黒ブドウのみが栽培され,65%がグルナッシュ,35%がシラー。ブドウ樹には,平均樹齢12年の若いものから,樹齢54年に達する(1956年の甚大な霜害の後に植樹された)ものまで,様々な樹齢のブドウ樹が平均的に植えられている。また,ブドウ畑と同じ丘陵には,多種多様の植物が自生しており,美しい景観を作るとともに,植物の多様性を保証している。

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