南仏、伝統の製法の甘口ワイン
ヴァン・ド・ナチュレ

ドメーヌ・ド・ボーマルリック、
ミュスカ・ド・ボーヌ・ドヴェニーズ　白

Domaine de Beaumarlic
2003 Muscat Beaumes-de-Venise AC

産地 ： フランス、コート・デュ・ローヌ地方
ACミュスカ・ド・ボーヌ・ド・ヴェニーズ
生産者 ： ドメーヌ・ド・ボーマルリック
ブドウ品種 ： ミュスカ・プティ・グラン １００％（小粒のマスカット種）
平均樹齢　：　３０年
栽培面積　：　８０ha
アルコール度 ： １５％
容量　：　７５０ml
年間生産量　：　３５，０００本
収穫方法 ： 完熟果を選び、手摘みで、何度もおこなわれる。

ローヌのワインでは、私（オオハシ）が全幅の信頼を寄せている「高瀬順さん」のプロデュースするワインで、2004/10/05日にインポーターの試飲会で出会った和めるワインです。

　淡い金色。レモン、花、熟した桃や洋梨などの香がたっぷり！味わいも果実のコンフォートのようなきれいでのびやかな甘さがひかります。余韻も長く、キリキリと冷して愉しむなら、デザートなどにお手頃のワインです。
また、ワイン会などで、最後の締めに提供しても喜ばれる１本です。

ヴァン・ド・ナチュレ(VdN)は糖度の高いモストがアルコール醗酵している途中（比重が1050〜1060⇒残留糖分が50g〜60gくらいになったところ）でミュタージュ（アルコール添加）を行い醗酵を止めて造られる甘口ワインで、ソーテルンなどの貴腐ワインなどとは製法がちがいますので、貴腐菌からくる味わいとは異なり、香り高く、ピュアでクリーンな甘味が特徴です。
＊ミュスカ・ド・ボーヌ・ド・ヴェニーズがＡＯＣで認定されたのは 1945年６月１日。日本の税法上、種別表示は「甘味果実酒」となっております。

　

ドメーヌ・ボーマルリックは1991年に自社元詰を開始したばかりながら既にパーカーが５つ星にランクするなど、ボーヌ・ド・ヴェニーズのトップドメーヌに登りつめた生産者。オーナーがダニエル・ベグオセルさんとおっしゃる方で、ローヌの他の生産者からも「ダニエルは真面目でとても良いものをつくる」とワイン造りにたいする真摯な姿勢を評価されているといいます。