ジロンド河をはさんでサン・ジュリアンの対岸に位置するブライ地区で、17世紀から続く歴史の長いシャトー。
歴史と伝統に培われた確かな経験を土台に、最先端の技術や考え方も柔軟に取り入れることで、他にはない高い品質のワインを生産。
2008年から醸造家に着任しているヴァンサン・ドゥキャップ氏は、若いが多くの経験を持つ、今注目のワインメーカー。
ル・コーヌに入った彼は、早速シャトーの改革に乗り出します。畑での作業内容を大幅に刷新したり、統計データの見直しやHACCP取得など次々に改革を進めていきました。
その中で彼が新しく取り入れている事の一つが、環境保全です。生分解性の素材を使い、環境への負荷を最小限まで減らす努力をしています。
もちろん、ワインの品質向上にも力を入れています。
「プラグ・ラッキング」と彼らが呼んでいる澱引きシステムを採用したり、近年注目されている「オクソライン」も取り入れています。
2011年にはメドックの名コンサルであるエリック・ボワスノ氏を迎え入れ、さらなる高みを目指しています。
最新技術を導入する傍らで、ワイン醸造、ブドウ栽培においては伝統的なやり方がしっかりと守られています。
100%自社畑、100%手摘みで、環境を配慮したリュット・レゾネを実践。優れたワインを造るための投資も、努力も、一切惜しまない姿勢を貫いています。
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