WineList 【 F-7550 】

グルナッシュ主体とパプ赤とほぼ同率配合
これはまさに”プチ・パプ”!


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ドメーヌ・デ・フェラン
キュヴェ・アンティーク・ヴィーユ・ヴィーニュ
コート・デュ・ローヌ 赤

Domaine de Ferrand
Cuve Antique 2003 Vieilles Vignes
Cotes du Rhone A.C


産地 : フランス、コート・デュ・ローヌ地区
生産者 : ドメーヌ・フェラン(フィリップ・ブラヴェ氏)
ブドウ品種グルナッシュ90%、シラームールヴェドルサンソー 10%
樹齢 : 50〜70年
単位生産量 : 40hl/ha
アルコール度 : 14%
醗酵・熟成 : キューヴの中でブドウをブレンド。(徐梗なし)醗酵は1週間。マセラシオン約2週間。ステンレス使用。口当たりの良さ、柔らかさを楽しむため、バリックは使わず。ボトリングは15ヶ月の熟成後
年生産量 : 約10,000本

深い赤色。ハーブやベリーのような香りで、深い赤色。ハーブやベリーのような香りで、力強い味わい。口当たりはスッキリしていますが、タンニンもある、バランスの取れたワイン。 口当たりはスッキリしていますが、力強いバランスの取れたワイン。
1930年〜1950年に植樹された古木のみを使って造られたスペシャル・キュヴェ。昔のスタイルを尊重していることと、古木から造られたことからこのキュヴェは「キュヴェ・アンティーク」と名づけられました。

 

ドメーヌ・フェラン(インポーターのリリース・シートより)


フィリップ・プラヴェ氏

歴史と人
ドメーヌ・ド・フェランのワイン造りの歴史は古く18世紀にさかのぼります。生産量はドメーヌ全体で約35000本と非常に少ないところに家族経営らしさを感じます。先代はアンリ・シャルル・ブラヴェ氏で、フランス国内のシャトーヌフ・デュ・パプのあらゆる文献で紹介されており、評価もかなり高いです。現在は息子のフィリップ・ブラヴェ氏が引退した父親からドメーヌを受け継ぎ、また自分で新たに購入した畑でもワイン造りをしています。シャトーヌフ・デュ・パプ以外に、コート・デュ・ローヌ、ヴィラージュも造っています。彼は、全くのアナログ人間で、ワープロもなければパソコンもない、手紙はもっぱらの手書き。ワイン造りをする前に、オランジュの大学で醸造を学んだあと、いろんな学校で学ぶが、学校のやり方が嫌いで自分の好きなやり方でワインを造るということを楽しんでいます。古いもの、伝統を尊重することが大好きなフィリップ・ブラヴェ氏。今彼の家で使っているワインオープナーは、100年以上前から使っているもので、気に入ったものはとことんまで、という姿勢も、彼のワイン造りに現れていると感じます。


現在は、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、カリニャン、サンソーを植えています。しかし、将来的には白も造ってみたいというフィリップ氏は、試験的にヴィオニエも植えています。畑自体小さく、ブドウ畑の木と木の間には、5月ということもあるのか、雑草が生い茂っていました。これらの雑草は、高さ2メートル以上と思われ、大型の古いコンバインのようなもので刈り取ると言う話。植えてから約2年といわれるシラーの木を見せてもらうと、最近では、イタリアでシラーを植えるのがはやっているが、シラーという品種を育てるのは非常に難しく、天候次第ですぐに腐ってしまうので、常に注意を払うことが必要と、熱く語っていました。また、このドメーヌは、古木が非常に多く、20世紀始めに植えられた木が目立ち、樹齢80年以上にもなる木はとても繊細で、添え木をしたうえ、ヒモでくくりつけ、少しでも上に向かって伸びるように支えていました。この作業を1本1本していくのも、ほとんど彼独りで、しかも手作業で行うらしく、かなりの仕事量が予想されます。
 
カーヴ
完全に光が遮られた地下へ階段を下りて行くとそこは肌寒く、湿気からくる香りとでも言うか、土臭い、懐かしい匂いがしました。洒落っ気なんか全くない、小さなスペースに大樽が2個、小樽が10個。この大樽は、彼のひいお祖父さんから譲り受けたものらしく、100年を超えるものだと氏は話していました。その中身はヴァン・ド・ターブルで氏が毎日食事をする際に消費するワインが入っています。香りは微妙で赤い果実のなかに漂う漢方薬のような土っぽさのなかにコケやシダをも感じる変わった味。小樽のは2箇所に分けられていて、片方はコート・デュ・ローヌ キュヴェ・ドモワゼル、もうひとつは同じく、コート・デュ・ローヌ キュヴェ・アンティーク ヴィエイユ・ヴィーニュでした。

ワインづくり〜いざ試飲
フィリップ氏のコンセプトは、自分の造りたいように造り、添加物、科学的なものは極力使わないこと。「収穫の3ヶ月前から農薬を散布するのを完全に止めてしまうから、ブドウもそのまま食べることができるのさ」と誇らしく話していました。また、「親父の造る濃厚なクラッシックなワインが好き。僕も絶対にボジョレーのような軽いワインは造りたくない。そういうことも含め、僕はかなりマニアックな人間なんだ。妥協はしない。気に入らないワインを売るくらいなら、全部捨ててしまったほうがマシ!」とも語っていました。香りがとんでしまうから、20度以上で発酵は絶対せず、そのかわりにパプで3〜4週間、コート・デュ・ローヌで2〜3週間の間マセラシオンを行います。

彼のパプで驚かされたことは、抜栓してすぐも飲めるけど、翌日、翌々日の味の変化がすばらしい事。バキュバンで保存した場合、またコルクで簡単に栓をした場合、どちらも試したがすばらしかった。濃厚で、非常にインパクトのある、また黒フルーツのむせ返るほどの香り。どの部門においてもその品質は疑うことを知りません。 

 

その他ドメーヌ・フェランのワイン

 ●F-7364 Dm.フェラン、シャトーヌフ・デュ・パフ

 


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