Wine List 【 F-7260 】

偉大な2009年、パーカー90点、醸造家はエリック・ボワスノ氏と
3拍子そろったオー・メドック
Ch.Peyredon Lagravette

  

 

世界の頂点に君臨する最高品質のワインを量産できる場所としてボルドーを凌ぐ場所はない。最上のボルドーワインからは上流階級の女性が備えている育ちの良さや物腰の優雅さがにじみ出る。溢れる果実味、継ぎ目のないタンニンときれいな酸、黄金律に縁取られた液体の宝石には古今東西の世界の著名人に愛されてきた栄光と歴史の物語が宿っている。我々の五感のみならず知的な興奮もかりたててくれる最高のボルドーワインを一度も口にすることなく死んだら必ず後悔するだろう。ワインが「ボルドーに始まりボルドーに終わる。」と言われる所以がそこにある。

ボルドーには世界に名だたる醸造家が顔を揃える。ミッシェル・ロラン、ドゥニ・デュブルデュー、ステファン・デュルノンクール・・・。しかし表舞台には登場しないが、ジャックとエリックのボワスノ親子以上にメドックの超一流シャトーに絶大な影響力を与えている醸造家はいない。なぜなら、彼らはムートンを除く全ての一級シャトー、コス、ラスカーズ、パルメ、ピション・ラランドといったスーパー・セカンズのほぼ全てと、メドックの格付けシャトーの実に4割のコンサルタントを一手に手掛けているからだ。事実、ボワスノは「メドックにある葡萄畑の全ての列を把握している」と言われており、フレデリック・アンジェラやジャン=ギョーム・プラッツ、ポール・ポンタリエといった実力者からは、尊敬を込めて「メドックの守護神」と呼ばれている。

故エミール・ペイノーの右腕として1963年にシャトー・ラトゥールでコンサルタントを始めたのを皮切りに45年以上に亘り活躍を続けるボワスノは、1960年代からのワインの味わいを全て覚えているという。時代や経済状況に応じてシャトーのオーナーは代わる。経営方針も変化する。消費者の嗜好も変わる。しかし、ボワスノの舌に宿るテロワールの記憶は存在し続ける。イタリア、チリ、カリフォルニア、オーストラリアでも仕事をし、世界の潮流も知っている。最高の土地と人材に恵まれながらも、さらに完璧を期す。ボワスノこそが超一流ボルドーワインの伝統の厚みを影で支えている男なのである。

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シャトー・ペイルドン・ラグラヴェット
オー・メドック クリュ・ブリュジョワ

Ch.Peyredon Lagravette 2009
Haut-MedocA.C Cru Bourgeois


産地 : フランス、ボルドー地方
格付け : オー・メドックAOC クリュ・ブルジョワ
生産者 : Ch.ペイルドン・ラグラヴェット元詰め
品種 : カベルネ・ソーヴィニヨン63%、メルロー37%
平均樹齢 : 30年
単位収穫量 : 45hl/ha
醸造 : ステンレスタンク発酵。 オーク樽熟成 14ヶ月(225L、新樽比率 33%)
アルコール度 : 13.5%
容量 : 750ml
年間生産量 : 25,000本
タイプ : 赤ワイン、フルボディ
希望小売価格 : \3,518.
ワインアドボケイト : 90点
快い香りのワイン。オーク香がしっかりしているが、それに負けないだけの果実香を持っている。洗練され構成のしっかりした、肉付きよいボディのワイン。完成されたクリュ・ブルジョワ。

1735年から続く家族経営のシャトー。プジョーやモーカイユという銘醸シャトーにに囲まれる好立地にある。2009年に現在のオーナーが取得しました。テロワールの表現を目指して出来る限り自然な栽培を心がけ、2011年から有機栽培を実践しています。

エリック・ボワスノ親子のワイン

  F-7250 Ch.レ・ヴィミエール ル・トロンケラ ACマルゴー

  F-7251 Ch.レ・ヴィミエール ACオー・メドック


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