Wine List 【 F-6880 】

ドメーヌの原点の畑
アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ
En la Rue de Vergy

 

◆リニエ・ミシュロ 2012ヴィンテージ◆
雨が多く気温の低い生育期により、「これまで見たことがない」と生産者がいうほどブドウに病害が発生しましたが、入念な畑仕事により、完全にクリーンで素晴らしいブドウが得られました。天候不順により収穫量は激減しましたが(畑のよっては70%減のところも!)、熟度は完璧だったため、通常よりも多い割合で全房発酵を行いました。凝縮してエレガント、テロワールを明瞭に発揮した、生産者・評論家ともに認める傑出ヴィンテージです。


原点にして贅沢なヴィラージュ
Morey St.Donis En la Rue de Vergy

左上がアン・ラ・リュ・ド・ヴェルジーの畑 ⇒ 拡大


ドメーヌ リニエ・ミシュロ
モレ・サン・ドニ アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ

Domaine Lignier-Michelot
2012 Morey Saint Denis En la Rue de Vergy


  

 

 

産地 : フランス、 ブルゴーニュ、モレ・サン・ドニ村
畑 : アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ畑
格付け : モレ・サン・ドニAC
生産者 : ドメーヌ リニエ・ミシュロ( オーナー:ヴィルジル・リニエ氏)
品種 : ピノ・ノワール
栽培方法 : ブドウ栽培にはリュット・レゾネ(減農薬栽培)を採用。段階的にビオへと切り替え、2010年より完全有機農法となった
平均樹齢 : 50年以上
単位収穫量 : 通常は40〜45hl/haだが2012Vntは非常に少ない。
醸造 : 手作業で収穫後、セラーに運ばれたブドウには選果台で2段階の選果(1段目では悪いブドウを取り除き、2段目では全房発酵用の茎まで熟した房をより分ける)が行われる。低温浸漬後、発酵を行い、抽出しすぎないように発酵温度や味わいを適宜チェックしながらピジャージュする。熟成は樽にて約14ヶ月・新樽30%。澱引き後は無清澄、無ろ過で瓶詰。
アルコール度 : 13.0%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン、ミディアムフルボディ
 : 有機農法
評価 :
◆インターナショナル・ワイン・セラー: 89-92P モレの果実爆弾
◆【ワイン・アドボケイト、コメント】:
グランクリュに囲まれた贅沢なヴィラージュ。 「空気を含ませると見事に開き、丸みあるラズベリーとフレッシュなイチゴの香りリコリスのヒントがグラスの中で発展し、現れる。口蓋はミディアムボディで、始まりはしなやかで肉厚。味わいは非常に大らかで心地よい。すぐにでも楽しめ、また熟成させてもよい」

 

グランクリュ(ボンヌ・マール、クロ・ド・タール、クロ・デ・ランブレイ)に囲まれ、表土が薄い石灰含む泥灰質土壌と標高の高い涼しい気候がブルゴーニュのピノ・ノワールらしいフィネスを生む。ピュアな果実味が溢れる表情豊かなミディアムボディで、上品な余韻の長さが印象的。

 

 


オーナー兼ワインメーカー

 


2度に分けて行う選果作業

ドメーヌの当主は、1970年生まれのヴィルジル・リニエ。ヴィルジルの祖父が1920年代に畑を開墾して以来、ブドウ栽培家としてネゴシアンにブドウを売っていたが、父親の代の1974年にアン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィの畑を購入してドメーヌとしてワイン造りもスタート。現在では約4万5千本(ネゴシアン『ヴィルジル・リニエ』も含む)を瓶詰している。ちなみにモレ村にある『リニエ(Lignier)』の名前がつく所はユベール・リニエ をはじめ全て親戚関係にある。

ヴィルジルは1990年からドメーヌの仕事に携わっており、2000年に父親から完全に当主を引き継いだのと同時に、ブドウ栽培をリュット・レゾネ(減農薬栽培)に切り替え、段階的に有機農法に移行し、何よりも畑での仕事に時間を割いてきた。非常に真面目な性格の持ち主で、常に試行錯誤しながら経験を積み重ねてきたことによって、2003年ヴィンテージ頃から安定して彼の思い通りのワイン造りが出来るようになった。

父親の時代のワインはヴァン・ド・ガルド(長熟ワイン)タイプの、固く、タンニンの強い、10年〜15年経って飲むものだったが、ヴィルジルはミディアムタイプで、瓶詰後最初の5年間の美しさを大切にし、早くからでも飲めるスタイルのワインを造ることを心がけている。更によりエレガントなスタイルを求め、2006年よりデュジャックやDRCと同じく一部除梗せず全房発酵を取り入れている。

ヴィルジルはロベール・グロフィエ、ダヴィッド・デュヴァン等と親交が深く、頻繁に集まっては意見交換を行い、更なる品質向上の為に日々努力している。その仲間の1人、デュジャックの醸造担当アレックス・セイスは彼の実力を認める一人だ。『ル・クラッスマン』2007年度版では、ブルゴーニュ全体でも5軒しかない“Nouveau domaine et Domaine a suivre(初掲載かつ注目すべき生産者)”として紹介されており、2009年度版では、デュジャック、フレデリック・マニャン等に並ぶ1ツ星評価を獲得。また、ベターヌ&ドゥソーヴの『ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス』2011年度版では3ツ星に昇格するなど、現在のブルゴーニュのライジング・スターとして注目を集める造り手である。

ドメーヌ リニエ・ミシュロのワイン

 F-6880 リニエ・ミシュロ、モレ・サン・ドニ アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ

 F-6881 リニエ・ミシュロ、シャンボール・ミュジニー ヴィエーユ・ヴィーニュ

 F-6882 リニエ・ミシュロ、ジュヴレイ・シャンベルタン キュヴェ・ベルタン

 F-6883 リニエ・ミシュロ、モレ・サンドニ 1級 レ・ファコニエール 

 F-6884 リニエ・ミシュロ、モレ・サンドニ 1級 レ・シューヌヴリー

 F-6885 リニエ・ミシュロ、モレ・サンドニ 1級 オー・シュゾー

 

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