産地 ：フランス、ラングドック・ルーション地域、ヴァン・ド・ペイ・ドック
生産者 ： アン・ド・ジョワイユ
ブドウ品種 ：　グルナッシュ１００％
土壌　：　石灰質
収穫　：　手摘み、丁寧に選果、除梗
発酵・熟成　：　小樽発酵後シュール・リで約８ヵ月オーク樽熟成　
アルコール度　：　１３．０％
容量　：　７５０ml
タイプ　：　白ワイン。　やや辛口
　リュット・レゾネ

最初の飲み口は程よい酸と樽に由来するヴァニラ風味甘さを感じ、その後で舌の表面から奥へとしみこむような塩っぽさ、ミネラル感を感じる。程よい味わいは、南仏にありがちな甘ったるさを感じさせない。まとまった控えめな味わいは飲んでいても心地よく、飲みあきない。

　アン・ド・ジョワイユー

　

アン・ド・ジョワイユーは1929年設立、600のぶどう生産者からなる共同組合。南仏最大のピノ・ノワール生産者の1つです。自然環境に配慮し、テロワールを重視したワイン造りに取り組んでいます。
ジェネラルマネージャー兼ワインメーカーである、ギィ・アンドリューはボルドーで醸造学を学び学位を取得。ロワール、ボルドー（主にグラーヴ、ソーテルヌ）などのトップシャトーを中心にコンサルタントを務める一方、長年ブルゴーニュにおいてぶどう栽培の研究を行ってきました。1987年、これらの豊富な経験を認められ、当ワイナリーのジェネラルマネージャーとして迎え入れられました。
彼はワイナリーを取りまく気候、地質の研究を開始、たちまちリムーの多様なテロワールとポテンシャルの高さを見出します。そしてこの冷涼な地に最適なぶどうとしてシャルドネとピノノワールを選びました。

　

　テロワール・デ・ダナソール

地質調査を進めるうちに、彼はユニークな発見をしました。
アン・ド・ジョワイユーズがあるオード県はヨーロッパ最大の化石の一大発掘地で、畑から恐竜の骨や卵が次々に発掘されたのです。 “ガルガンチュアヴィス”（7千万年前に存在した鳥類の先祖、2メートルを超える大きさ、最後の恐竜といわれている）や“アンペロサウル”（南米で多く発掘される草食性のチタノサウルスの一種）などの新種も発見。
このことから、「テロワール・デ・ダナソール」というワインのサブ・ネームもつけられました。

　

恐竜の大地から生まれるワイン。アンペロザウルスのロマンとともにお楽しみください。