オーナーのシルヴァン・ファッダが家業の貧しいワイン農家に戻ってきたのが1989年。そのとき残っていたのが祖父の代からの1haの畑。それがアニアン地方のレ・プロという町のレ・プロ・ド・ボーメの畑でした。
カベルネソーヴィニォン、メルロ、カベルネフランを約1/3づつ。品種でわかるようにボルドーブレンドの長期熟成型のワイン。それを20hl/haと収穫量をぎりぎりまでしぼりこんだ濃縮した果実。それは実行したシルヴァンの強い意志のたまものです。20hl/haの収量をボルドーのグラン・ヴァンに当てはめると、この価格がいかにお得かがわかるでしょう。しかもノンフィルターですから濃縮味がたっぷり。
蔵出しとともに売り切れるDm.ドーピアックのワイン、おかげでシルヴァンは残りの時間を畑に全て注力できるという。
豊かな南仏気分を満喫できます。