Wine List 【 F-6100 】

デュブルドー教授のコンサルタントで
蘇ったヴィオニエのモンラッシェ
Chateau Grillet


2009ヴィンテージ再入荷

 

価格はイメージを
クリックして
ワインプライスリストで

シャトー・グリエ(ネイレ・ガシェ)
シャトー・グリエ 白

Chateau Grillet (Neyret Gachet)
2009 Chateau Grillet A.O.C

産地 : フランス、コート・デュ・ローヌ地方
アペラシオン : AOCシャトー・グリエ 1936年に承認
(フランスで唯一、1つのワイナリーのみに与えられたアペラシオン)
場所 : コンドリュー近くのローヌ川右岸。2つの村、ヴェリンとサン・ミシェル・シュール・ローヌにまたがります。
⇒ 畑map
土壌 : 花崗岩と砂
傾斜 : 南に面しており、太陽をいっぱいに浴び、北風から守られています。
気候 : 夏は暑く、冬は穏やかで、定期的に雨が降る。
生産者 : シャトー・グリエ(ネイレ・ガシェ)
ブドウ品種 ヴィオニエ100%
畑面積 : 3.5ha
生産量 : 90hl、12、000本
単位収量 : 26hl/ha
樽熟成 : オークの樽で最低24ヶ月
アルコール度 : 14 %
容量 : 750ml
タイプ : 白ワイン。 大きい体躯にしてエレガントでやや辛口。

淡いレモンのような黄色。香りはやや閉じており、ほのかな柑橘類、メロン、オレンジの花、シダー、ほのかなアーモンドが表れる。味わいはとても良い、骨格のあるミディアムから高めの酸を伴う。濃縮した風味いっぱいのワインで素晴しいバランスがある。フィニッシュはとても長く、ミネラルが表れる。

参考
■ジャンシス・ロビンソン レビュー ロンドン・ファイナンシャル・タイムズ (2004ヴィンテージより)■
フランスの最も変ったアペラシオンのワインで2004年はボルドーの白ワインの魔術師、ドゥニ・デュブルデューが手がけており、3年もたった今でもフレッシュさが感じられる。奥深くからミネラルの香りが表れ、素晴しくクリーミーな果実が溢れている。

 

今カリフォルニアやオーストラリアでブームになっているヴィオニエの本家ともいえるローヌ、その頂点といわれてきたシャトー・グリエ。その醸造を、白ワインの権威であるドゥニ・デュブルデュー教授が手がけ、再び最高峰のヴィオニエが蘇りました。

シャトー・グリエは昔から最高級のワインとして愛飲されてきました。この畑は少なくともローマ時代から存在し、17−18世紀にはワインはたびたびワイン愛好家の日記や旅行者に書き記されてきた。

しかし長い歴史の中、造り方によってその実力を発揮できない時期もありました。例えばボルドー最高峰のシャトー・マルゴーでも過去にはオーナーによって質は異なり、ヴィンテージによって出来は様々と言われています。本来はローヌのヴィオニエの頂点であるシャトー・グリエも同様に、オーナーによりその卓越した素材を表現しきれていない時期もありました。

しかし2001ヴィンテージよりデュブルデュー教授がコンサルタントを任され、教授によりシャトー・グリエは昔のように輝くワインに戻りました。

その卓越した味わいから、シャトー・グリエはヴィオニエのモンラッシェであるといえましょう。ヴィオニエの真髄をお楽しみ下さい。

 

参考:WORLD FINE WINES より

シャトーラツールのオーナー、シャトーグリエを買収 【フランス】 2011年3月19日

フランスの大富豪でシャトーラツール(Chateau Latour)の所有者でもあるFrancois Pinault氏は、コート・デュ・ローヌ(Cote du Rhone)のChateau-Grillet(シャトーグリエ)を買収した。
Chateau-Grilletは、北部コート・デュ・ローヌにあるおよそ3.5ヘクタールの小さなエステートで、それ自体がアペラシオンとなっている。
シャトーグリエは、今でこそそれほど市場の話題に上らなくなったが、少なくとも1980年代前半までは、世界で最も珍重されるワインのひとつだった。それはシャトーグリエを含む小さなエリアCondrieu(コンドリュー)が、世界で唯一Viognier(ヴィオニエ)のワインを産出する場所だったからだ。(脚注1)
特にシャトーグリエ自体が、ひとつのアペラシオンとして認められていたことで、ワインの産出量の少なさからも、世界で最も手に入りにくいワインのひとつといわれた。
その後ヴィオニエは、フランス国内にとどまらず、世界中に栽培地が広がることになったため、ヴィオニエのワイン自体の希少性はなくなった。しかしChateau-Grillet自体はアイコン的なワインであり続けた。
Chateau-Grilletは、現在の所有者Isabelle Baratinの家族が1830年以降、代々受け継いできたエステートだが、イザベルの父親が1994年に急逝した後、彼女がたった一人で切り盛りしていたという。
私はシャトーグリエに何が起きていたのかは全く知らなかったが、畑を含む3.5ヘクタールのエステートの管理とワイン醸造をひとりで行うというのは、経験を持った男性でもそう簡単なことではないことはわかる。
2000年になってからは、ボルドーの醸造コンサルタントDenis Dubourdieuの助けもあってワインは良くなったといわれるが、それでも年間せいぜい1000ケースほどの生産量ゆえ、経営は楽ではなかったようだ。
今回シャトーラツールのオーナーFrancois Pinault氏がChateau-Grilletを手にすることで、このユニークなワイナリーがどういうワインを出してくることになるのか、今後に注目したい。

フランシス・ピノー氏が買収後、日本語のHP
 http://chateau-grillet.com/jp/la%20propriete/plusieurs%20siecles


ご注文は【訪問販売法に基づく表記】をお読みの上、メール・FAXでお願いします。