WineList 【 F-5735_17 】

難しい気象条件の下
2017年は特に芳醇で肉厚な仕上がりのワインとなり
パヴィヨン・ブランの過去の偉大なヴィンテージを彷彿させる!


 


価格はイメージを
クリックして
ワインリストで

 

パヴィヨン・ブラン
デュ・シャトー・マルゴー

Pavillon Blanc
du Chateau Margaux
2017


産地 : ボルドー、メドック地区、マルゴー村、ボルドーAC
生産者 : シャトー・マルゴー
品種 : ソーヴィニォンブラン100%
収獲: 8月28日〜9月5日
熟成: 約20%を樽熟成
年間平均生産量 : 約80,000本
アルコール度 : 14.0%
容量 : 750ml
タイプ : 白ワイン。辛口 

誰でもが知っているボルドー、グラン・クリュ1級のシャトー・マルゴーで造られるソーヴィニォンブラン100%の白ワイン。
オーク樽による発酵、10ヶ月におよぶ樽熟成を経て、すっきりした酸味と樽香がほどよくバランスしたエレガントな味わい。
白ワインのないメドックで傑出した白の逸品。
このパヴィヨン・ブランの成功以来、メドック地区の各シャトーでも白ワインの生産を始めている。また、ソーヴィニォンブラン種にスポットを当てさせたワインでもあります。

 

2017ヴィンテージ
シャトーのコメント

 

 

 

 

極度の気温降下(4月27日の夜間にマイナス6度を記録)にもかかわらず、防霜散水システムのおかげでソーヴィニョン・ブランの区画は一切被害を受けませんでした。

ソーヴィニョン・ブランは早熟なため(収穫は8月28日から9月5日)、シーズン末の雨に遭いませんでした。ブドウの健康状態は完璧で、夏季の気候が素晴らしかったことが後ろ盾となり、綺麗に熟しました。実際、ブドウに含まれる糖度が凝縮し、また白ワインのバランスを取るための酸も豊富になりました。

私達はヴィルフガスの区画の最良のワインをアサンブラージュに加えることによって、複雑な香り、丸みをおびたファースト・アタック、そして柑橘類や白い花のデリケートなアロマに富んだ、限りなく長い余韻を持つワインを造り出しました。2017年は特に芳醇で肉厚な仕上がりのワインとなり、パヴィヨン・ブランの過去の偉大なヴィンテージを彷彿させます。

 

 

2017 マルゴー気象条件

2016年は相対的に乾燥した状況で推移しましたが、2017年の最初の数ヶ月は十分な降雨量の恩恵を受け、地下水が安定しました。冬季は比較的暖冬と言えるコンディションでした。ブドウは4月4日あたりから出芽し、その後の春季の気温についてはさほど深刻に捉えていなかったのですが、4月27日と28日の夜間に霜の被害に見舞われた際には、私達のテロワールが何よりもまず気候条件に左右されるという現実に改めて直面しました。ただし立地条件が良かったため、私達の所有する区画内での霜害箇所は幸い全体の10%程度にとどまり、それは赤ワインを造る区画のみでした。

2017年のブドウの生育状況については、6月の最終週のみ降雨量が非常に多かったのですが、開花はすでに5月25日から30日にかけて済んでおり、その時期は効率的で均質な受粉に適したコンディションに恵まれました。2017年の7月と8月の気候は前年同様、暑く非常に乾燥していました。しかしながら、白ブドウの収穫が終わった直後、9月上旬に雨に見舞われ、2015年、2016年、2017年と類い稀な3年連続のビッグ・ヴィンテージになる予想は外れる結果となってしまいました。

収穫の際には、重大な決断を下すことになりました。ボトリチスの被害に遭う前に完熟度を満たさないブドウを収穫するか、それとも9月末に向けての天候の回復を見込んで、高い完熟度に達した凝縮感に富むブドウを収穫するか・・・高品質を追求する私達の方針に従い、また天候状況が回復するという予報を信じて後者の選択肢を選んだ結果、例外的な好天の下、9月12日から10月3日にかけて黒ブドウの収穫を無事に行うことができました。

 


ご注文は【訪問販売法に基づく表記】をお読みの上、メール・FAXでお願いします。
田中屋さんドット混む、トップページ