『シャトー・カントメルル』、『シャトー・ジスクール』に囲まれたマコー地区。南の地区なので、ブドウが早めに完熟し、ソフトなタンニン、フルーティーなアロマが特徴です。
特にシャトー・ボレールはガロンヌ川まで100メートル程という水はけの良い絶好のロケーション。ガロンヌ川の中州のすぐ近くなので、名前の由来にもなっています。
あえての
ボルドー・スペリュール(メドックでボルドー・スペリュールは珍しい!)。
右岸のボルドー・スペリュールとの違いは・・・
マルゴーACにも程近い、豊かな土壌からできるブドウなので、力強く、骨格のしっかりした、色も濃く、凝縮したものになる。またブドウの品種も違う。
最大の特徴・最高樹齢85年のプティ・ヴェルドー!
左岸の土壌にあった品種、プティ・ヴェルドーだが、通常熟すのに時間がかかるため、完熟するのが難しい品種である。しかし、マコー地区は比較的温暖な気候のためしっかりと完熟できる、プティ・ヴェルドーに適した土壌といえる。
オーナー
Vincent Mulliez (ヴァンサン・ムリエ氏)
ロンドンとアメリカで活躍した元銀行家で、このマコーの地に、他に、ACオー・メドックの二つのシャトー(Chateau
Belle-Vue、Chateau de Gironville)を所有している。
2003年に『デュポ』家からシャトー・ボレールを購入し、大幅に投資を行う。2006年にセラーやシャトーの建て替えを行い、ステンレス・タンク、除梗機など醸造設備も一新。それに伴って、近年シャトーの評価もぐんぐん上がってきている。
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