WineList 【 F-5020 】

 


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フィリップ・ジャンボン
ジャンボン・ブラン
ヴァン・ド・ターブル・スランシャス 

Philippe Jambon
Le Jambon Blanc
Vin de Table Francais

産地 : フランス、テーブルワイン(ブルゴーニュ)
生産者 : フィリップ・ジャンボン
品  種 : シャルドネ
平均樹齢 : 
アルコール度 : 14.0度
ラヴェルにヴィンテージの記載はありませんが、収穫は2000年11月の下旬ということです。ただ発酵に2年以上も要した年だったためヴィンテージの記載もAOCも名乗ることが許されず「フランス産テーブルワイン」という表記にとどまっています(畑はマコン・フュッセのAOCを名乗れる)。自然酵母と自然の発酵力に任せる「自然派ワイン」の発酵に要する時間は、一般のワインより長期間をかけて行われるのが常ですが、それにしても2年は長い。しかも何も足さずに14度のアルコールが生成したのですからスゴイ。
<インポーターワインコメント>
この2000.ジャンボン・ブランと2001.マコン・フュッセの2種類の白を飲んで改めて思ったことは、彼のワイン造りは「ありのまま」なのだということでした。
自然派の造るワインはかなり特徴的なものが多いことは皆さんも既にご周知のことと思いますが、その中で大きく2つの方向に分けることができるようです。つまり、パカレやゴビィを代表する透明感の高いものと、反対にダール・エ・リボのように少し田舎くさいもの。誤解のないように付け加えますが、どちらも悪いものでは決してありません。ただしジャンボンの白は、他ではあまり類のないほど偏って田舎くさく、生産者の意図を醸造にほとんど反映させない造りの結果なのではないか、と思えるのです。
 
このような特徴は、フランスよりイタリアの自然派により多く見受けられるようです。畑仕事を完遂させて、後はブドウの力に全てを委ねているかのような造りです。
今でも鮮明に記憶しているのは、彼の2001年のボジョレーを名乗ることを許されなかったワイン。赤ワインなのですが、色調は誰が見てもロゼに近いものでした。この年、かなり多くの生産者が着色しているはずです。しかし、彼は2001年を潔く受け入れたのではなかったか、と思います。
彼が何故このような造りにこだわるのか、今まで聞いたことはありませんが、間違いなく彼の信ずる理由があるはずなのです。個人的には、彼の行動は王道を行くものだと思っております。この道の果てに、イタリア(世界?)最高の造り手エドアルド・ヴァレンティーニの領域が在る、と思うからです。

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