Wine List 【 F-5411 】

El Nino Loco

スペイン語でクレージー・ボーイを意味する
ギョーム・グロのベーシック・キュヴェ
ドメーヌのエスプリを反映した入門ワイン

 

 

 

 


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ギョーム・グロ
エル・ヌーニョ・ロコ
ヴァン・ド・ペイ・メディテラネ

Guillaume Gros
2011 El Nino Loco
vin de Pays de Mediterranee


産地 : フランス、AOCコート・デュ・ローヌ地方、リュベロン地方モーベック村
格付け : IGP ヴァン・ド・ペイ・ド・メディテラネ
生産者 : ドメーヌ・ギョーム・グロ
品種 : シラー70%、グルナッシュ・ノワール20%、カリニャン10%
樹齢 : 平均15年
醸造 : カンソウ、ル・ブテイエ 、ビギエールの区画で栽培したブドウが主に用いられる。100%除梗した後,4-5日間の低温マセレーションを行う。その後,ステンレス・タンクで発酵。発酵温度は28度で,発酵期間は3週間。この間,櫂入れとポンピング・オーバー,デレスタージュを1日1回行う。発酵終了後4-7日間の果皮浸漬を実施する。発酵と果皮浸漬を含むキュヴェゾンの期間は約4週間。キュヴェゾンの最後の段階で3日おきにバトナージュを行なう。その後,水平式圧搾機でプレスするが,フリーラン・ワインのみをコンクリートタンクに入れて,マロラクティック発酵と熟成を行う。熟成はシュール・リーの状態で,2週間に1回定期的にバトナージュを行ないながら,12ヶ月熟成。アッサンブラージュは熟成の最初の段階で行い,熟成中,澱引きは一切行わない。無清澄・無濾過で瓶詰め。
アルコール度 : 14.0%
容量 : 750ml
タイプ : 赤アイン、ミディアムフルボディ
 :ビオカレンダーに基づいた栽培(プチ・ビオデナミ)

樹齢の若いブドウに由来するスタンダード・キュヴェながら,ドメーヌのエスプリ(精神)を反映したワイン。フレッシュなレッド・フルーツの果実味によって味わう人を喜びに包む。

 

醸造に使われるブドウはドメーヌ所有の畑のブドウではないが,ドメーヌに隣接する区画で,ギョーム・グロが栽培のすべてを任されている畑で,収穫したブドウはすべてギョーム・グロが買い上げ,ギョーム・グロの手によって醸造される。いわばギューム・グロの入門的ワイン。2009年ヴィンテージ以降,AOC域内からわずか10m離れた区画の素晴らしい出来のシラーがブレンドに加えられているため,AOC リュベロンではなく,IGP ヴァン・ド・ペイ・ド・メディテラネ Vin de Pays de Mediterraneeとしてリリースされている。

 

ギョーム・グロは
ミシュラン3つ星(ギィ・サヴォワ、タイユヴァン、ランスブルグ)で10年以上ソムリエを歴任。
アルザスに異端児オステルターグのもとで本格的に醸造を学び、Dm.ド・ラ・ジャナスとサンタ・デュックで研鑽。

そのワインは
★ワインアドボケイトで2年連続90点を獲得。
★「最上のプリオラートを彷彿させる」
〜 ルヴェ・ド・ヴァン・ドフランス
★デュカス、ミシェル・ブラス、ギィ・サヴォワ、ランスブルグなど10軒以上のミシュラン星付レストランで採用
★「素晴らしく濃縮し抽出されたワインだが、常にフレッシュさが備わっている」
〜ミシェル・ベタンヌ
★ギョーム・グロのアドバイザーは明らかにサンタ・デュックのイヴ・クラだ。ワインは同じヴォリューム感を共有している〜ジャンシス・ロビンソン

 

 
ドメーヌは2001年にリュベロン地方のモーベック Maubecのコミューンに,現当主ギョーム・グロによって創設された。ギョーム・グロは,ミシュラン3つ星レストランのギィ・サヴォワやラルンスブルグをはじめ,カーヴ・タイユヴァン,ジュール・ヴェルヌなどで10年にわたりソムリエを歴任した後,自分自身の手でワインを造りたいと,ヴィニュロンに転身した。ギョームはこのモーベック村で生まれ育ち,曽祖父も1959年までこの地でブドウ栽培とワイン醸造に携わっていた。現在ドメーヌはモーベック Maubec,ロビオン Robion,タイヤード Taillades,オペード Oppedeオペード,オペード・ル・ヴュー Oppede le vieuxの5つのコミューンに点在する11の区画を所有。トータル8,95ヘクタールの畑で,シラー,グルナッシュ,カリニャン,ムールヴェードルを栽培している。
 
ドメーヌでは,ビオロジックと月の運行に基礎を置いてブドウ栽培を行っている。古くから月が下弦から新月に向う14日の間に様々な仕事をすることによって,ブドウ樹の根の組織に有効な働きがあると考えられていることから,剪定や耕耘など畑仕事は可能な限りすべて月のリズムに合わせて行われている。バイオダイナミック農法には関心を持っているが,水の少ない南仏では大きな効果が望めないことから現在は実践していない。ビオの認証にも興味がないため,今のところ認証は受けていない。畑は年2回機械によって耕耘され,畝の2本に1本は下草を生やしている。ブドウ樹の根の周辺は,機械で掘り起こして除草をしている。2001年以来,肥料や堆肥は一切使用していないが,2009年以降,羊の糞から作ったコンポストを堆肥として使用している。剪定は,コルドン・ド・ロヤ,もしくはゴブレで,常に4-5本の枝を残し,1枝につき芽を2つ残している。芽かきは畑のすべてで行い,1枝につき2つの芽のみ残す。摘芯は一般的に開花の後に行い,グリーン・ハ−ヴェストが必要な場合は,特に樹齢の若いブドウ樹に関して行なっている。収穫は,一般的に行なわれているようなブドウの果実の成熟で判断するのでなく,果皮も成熟するまで待って行なわれる。果皮の成熟は,毎日ブドウの皮を味わって判断している。収穫は手摘みで行い,ブドウはその場で選別され,質の悪いブドウや傷んでいるブドウはすべて取り除く。

 

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