アシェット・ワインガイドで

ブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのカップルがプロヴァンスにブドウ畑付きのシャトーを購入したり、 映画「プロヴァンスの贈り物」がヒットしたり、世界には南仏での生活に憧れる人々が沢山います。 「メイド・イン・プロヴァンス」は、そんな人々のプロヴァンスへの憧れをワインのラベルデザインやボトルプレゼンテーションに巧みに取り入れ、多くの人々の注目を集めることに成功した超モダンなワイン。

産地 ： 南フランス、プロバンス地方、ACコトー・ド・プロバンス
生産者 ： ドメーヌ サント・リシュー
醸造・栽培責任者　：　
ブドウ品種 ： シラー60%、グルナッシュ30%、ロール(ヴェルメンティーノ)10%
醸造　：　プレミアム・レンジのロゼにはスキンコンクト法が用いられますが、ドメーヌ独自の三番目の方法があります。しかし、これは企業秘密であるため公表できません。醸造所に到着したブドウは、すぐにドライアイスで冷却されます。完全に除梗した後、軽く圧搾します。圧搾した果汁は、清澄を促すために再度冷却されます。ロゼの果汁はブドウ滓が多いため、前清澄で上澄みのみを残します。前清澄の時間は、ブドウの成熟度にもよりますが12〜24時間です。澄んだ果汁を取り除いた後の澱や滓を濾過すると非常にアロマティックな果汁（ブドウ木の樹液）を得ることができます。その後発酵を行いますが、アルコール発酵は、将来のワインの香りの潜在力を保持するために、16度の低温で行います。発酵は15〜16日間かけて行います。発酵期間中は一日に3度試飲を行ってマストの状態をチェックします。発酵後は、粗い澱（死んだ酵母の細胞）を取り除くために澱引きをします。熟成は細かい澱とともにシュール・リーの状態で行うことによって、ボリューム感と長い余韻がワインに付与されます。フレッシュ感を残すためにマロラクティック発酵は行いません。。
アルコール度 ： １３．０％
容量　：　７５０ml。
タイプ　：　ロゼワイン、やや辛口
　リュット・レゾネ
評価実績：　『アシェット・ワインガイド』2008年版2006メイド・イン・プロヴァンス　プレミアム　ロゼ　「クー・ド・クール」＆「三ッ星」,

白ワインと並べてやっとロゼとわかるほど淡いブラッシュカラーのロゼワイン。
味わいのコメント：フクシャ色（赤紫色）のバラのローブで、柑橘果物と小さなレッド・フルーツが支配的な力強い香り。どこまでもフィネスのある味わいは、香りと同様、柑橘果物や小さなレッド・フルーツのノートが感じられる。そして、喜びを永続してくれるような長い余韻がある。アペリティフに最適ですが、サラダなどの軽い料理や魚のタルタル、またアジア料理や地中海料理全般と良く合うでしょう。2年は熟成可能ですが、早めに飲む方が良いでしょう。

＜ヴィンテージに関するドメーヌのコメント＞
2013ヴィンテージは、冷涼で湿気が多かったため、直近の過去のヴィンテージと比較した場合、必ずしも「偉大なヴィンテージ」であるとは言えません。個人的には2013ヴィンテージは、2008や2011に近いヴィンテージであると思います。2013年は非常に寒い春によって特徴付けられた年でした。春の寒さによって、ブドウの生育が（フランス全土で）遅れ、結果として収穫日は例年よりも3週間も遅くなりました。しかし、ワインはとてもフルーティで、鮮やかな色合いと素晴らしいフレッシュ感を備え、ドメーヌの基準たる望みうる品質になりました。この点は自信を持って保証します。