土壌の生態系バランスを尊重することは、まずクリスタンにとっての日常の仕事の最重要点です。除草剤や化学肥料は一切使用しません。各区画の土壌質や状態に最も適する手段をとります。丘陵地の畑は斜面が雨などで崩れるのを防ぐため、あえて雑草を生やしています。除草は土を掘り起こして耕運することでおこない、肥料は必要な時のみ、羊の糞やブドウ滓など有機肥料を与えます。余分な芽はすべて摘み取り、デブルジョナージュやグリーンハーベストをし低収穫量にし、そして収穫は手作業で行います。
ブドウは数人で厳しく選果され、腐敗などがない衛星条件に優れているブドウのみが醸造にまわされます。ブドウは品種ごと、区画ごと、樹齢ごとに分けて醸造。ブドウにある天然酵母のみで醗酵は自然に開始し、グルナッシュは伝統的方法、シラーとムールヴェードルはピジャージュを行いながらの醸造となります。マセラシオンは収穫の状態やワインのタイプによるが、10日〜15日間になります。ブレンドはマロラティック醗酵の後、春先に行い、熟成はコンクリートタンクまたは樽で行います。ドメーヌでのボトリングは土壌の味わいをキープするためノン・フィルター。販売前には数ヶ月間、温度管理された倉庫でボトリング熟成されます。
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